長男(4)の引渡しをめぐり元夫の江宏傑と争う卓球・元日本代表の福原愛(35)に対して、警視庁が捜査を進めていることが「週刊文春」の取材で分かった。
福原と江が離婚したのは2021年7月。江は今年7月27日に記者会見を開き、東京家庭裁判所から福原に対し、長男を即時に引き渡すよう命じる「保全命令」の決定が出たことを明らかにした。江は、「福原さんには、裁判所の結果に従ってほしい。一刻も早く息子と会いたい。早く弟を、姉に会わせてあげたい」と涙ながらに訴えた。
これに対し、福原の代理人弁護士はこれまで計3度にわたって声明を発表。「子供を守る配慮に欠ける」「福原さんを社会的に葬ろうとしている」などと反論している。
「福原側の対応に江側がしびれを切らし刑事告訴」
「決定が出た後も福原は江に長男を引き渡さず、日本国外で長男との生活を続けていました。こうした福原側の対応に江側がしびれを切らし、警視庁に刑事告訴をしたのです」(福原の知人)
こうして告訴状が受理され、警視庁が動き出したのだ。
福原側は「週刊文春」の取材に…
「福原の案件は社会的反響を考え、特命案件として捜査一課が担当。捜査は、刑法226条で規定されている所在国外移送目的誘拐罪での逮捕も念頭に入れて進められています」(捜査関係者)
この容疑は、被害者(今回の場合は江の長男)が所在する国から国外に移送する目的で誘拐することが処罰対象となり、刑事罰は2年以上20年以下の懲役である。
警視庁のこうした動きについて、福原は11月3日、「週刊文春」の取材に対し、電話でこう答えた。
「(警視庁から)お問い合わせがありましたが、弁護士さんとお話し頂き、問題ないと聞いております」
今後の捜査の行方が注目される。
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