ダンの子育て日記 46「4年ぶりの親子(父子)2人旅」

4年ぶりの親子(父子)2人旅

2018年1月 4年ぶりの親子(父子)2人旅 那須ハイランドパークに行きました。(連れ去り後初=裁判和解後初=息子小学4年)

凄まじいほどの大雪、路線バスを乗り継ぎ、那須高原。そこからは那須ハイランドパーク行き専用循環バスに乗ってハイランドパークへ。

息子の目的はウルトラマンシアター。着くなり一直線、歴代のウルトラマンが続々と登場、興奮による興奮。

エースだタロウだセブンもいるよ。私の腕を掴み右に左に誘導する。

写真撮って、一緒にだよ、ここも、ここもと。

来て良かったと安堵。

遊園地エリアにて

迷路に入り最上階のゴールまで競争。バトルゲームで対戦。絶叫系ジェットコースターがダメ。(思ったよりヘタレだ)スカイヘリコプターでのんびり。

あっという間に5時。

タクシーで今晩泊まるペンション「ユーカリ」に行く。

こじんまりとした、家庭的なペンションだ。

2階の部屋に案内されカーテンを開けると外は一面の雪景色。

息子はすごい、すごいの連発。

お風呂に入り、雪景色を見ながら今日一日の出来事を話す。

教えることは盛りだくさん

夕飯、本格的なフランス料理。

テーブルに置いてあるナイフ、フォークに注目。息子はどれから使うの?外側から使っていくんだ。丸いのはスープスプーン、上に置いてあるのはバターナイフ、パンが来た時に使えば良い。初めてのテーブルマナーに緊張気味。

ペンションのお嬢さんがドリンクメニューを持ってきて地元で作っているソーダー水を注文。

料理が運ばれ、どれも見たことがないものばかりの息子に、ナイフはこうしてフォークは添えてと親から子に教えることは盛りだくさん。驚いたのはいつもは野菜を苦手としていたのに生野菜、煮、蒸し、グリルとヘルシー創作フレンチならではのアレンジに息子も野菜を全て食べていた。

食事中に奥様と娘さん、息子さんが挨拶に来て、私の息子とペンションのお嬢さんが同じ学年で盛り上がる。ゲームの話から、食後に大型テレビでゲーム。その後トランプと仲良くしてもらいました。

1月2日に男親と息子の2人旅。

12月27日に急遽予約を入れたぐらいだから何かあるのではと優しく接してくれました。

12月の面会交流時に、1月8日のウルトラフェスティバル(3年連続)に行こうとコンビニでチケットを一緒に購入しました。

今年は誰がメインステージかな〜と会話も弾みました。

12月26日に相手(母親)方弁護士から「1月の面会交流、その日は予定ができたから行けません。その代わりに、1月2、3日と旅行に連れて行ってください」と突然の連絡がありました。

急遽1泊2日で行ける関東周辺のウルトラマンフェスティバルを開催している所を探し那須ハイランドパークへ。

この様な背景から、このペンションにたどり着きました。

2018.2019.2020.と3年間連続でお世話になりました。 

スキー、トリックアート、バギー自動車、牧場と楽しみました。

1月は私の誕生日、ペンションの方にお願いし、2019,2020とケーキを頼み、息子とペンションの方も一緒に私の誕生日を祝いました。

(息子は私の誕生日を知りません)

2021コロナで行くことはできず。

2022お久しぶりですとドアを開ける。変わらない暖かいもてなしと美味しい夕飯。

食べ終えると、ペンションの奥さんが私に「xxくんはお父さんの誕生日は覚えましたか?」と聞きにきました。まだ覚えていないと思いますと答えると、キッチンから誕生日ケーキのサプライズ。

ペンションの奥さんが息子に誕生日の歌を唄ってと。息子が唄ってくれました。聞きながら涙が込み上げてきました。

ペンションの奥さんから「お父さんの優しさが息子さんに伝わりますように」と言われたのも心に沁みる思い出です。

母の日のプレゼント

同居時、母親、息子の誕生日は息子と共に3人で出かけお祝いをし、母の日は毎年同じ花屋さん(保育園年中から)で息子が花を選び、メッセージカードに一言書いて渡していました。

別居後、母親の誕生日に母親の欲しいものを聞いてもらい、息子が選び買って渡していました。(小4まで)

母の日も毎年同じ店で買って渡しました。(小5まで)

小学校5年の時には4月の面会交流時に来月(5月)は母の日があるから息子に2千円持って来るんだよと話しました。

5月の面会交流時に息子は2千円持ってきて、いつもの花屋さんで花を買いました。

店員さんも近くにいたお客さんも「自分(息子)のお小遣いでプレゼントするのお母さん喜ぶわよ」と。息子は照れていましたが良い経験になったと思います。(足りない花代は出しました)

優しさ、思いやりは育つ環境で培われ変わると思います。

もしかしたら、未だに息子は私の誕生日を覚えていないかもしれません。

元妻は、私の事を無視したいのか、定かではありませんが、このままでは相手を思いやる気持ちが育ちません。

欠かしてはならない両親の愛情 

両親の愛情を十分に受け取れる環境こそが子どもにとって幸せだと思います。

片親親権では限界がある気がします。(偏った愛情故に)欠かしてはならない両親の愛情。

大好きな子どもを育てられる、共同親権、共同養育となる事を望みます。

和解調書には学校訪問/行事参加が認められ同意したはずです。

ですが中学卒業式、高校入学式には残念ですが私は出席できませんでした。

一つの節目として息子の成長を垣間見たかった。

息子はどう思ったでしょう。

今年から息子も高校生です。

息子の通う学校の校門の横には学校から生徒に対してのメッセージだと思われる「慈母観音立像」があります。

「慈愛」とは、親(両親)からの愛情に恵まれる。深い愛情に満たされる。とあります。

高校生活において、先生、友達、学校からのメッセージである「慈愛」の気持ちを育んでもらいたいと思っています。

そして、いつか息子に子どもができた時、自身の幼少期の嫌な思い出と同じ思いを我が子にはさせないことを願い、両親(息子夫婦)が慈しみ愛情を持って子どもを育てることを希みます。

1年前