福原愛“反撃主張”も…専門家が指摘する「国際結婚と共同親権」の難しさ、「息子連れ去り」ドロ沼化の一途

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8/3(木) 13:10配信
日刊ゲンダイDIGITAL

ドロ沼化(C)日刊ゲンダイ

 五輪の卓球女子団体銀メダリスト、福原愛(34)と元夫の間の子どもをめぐる騒動で、1日、福原側の代理人弁護士が声明を発表した。

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 先月27日、元夫でリオデジャネイロ五輪卓球台湾代表の江宏傑氏(34)が会見を開き、福原の「長男(4)の連れ去り」を主張。江側の大渕愛子弁護士は引き渡さなければ福原を「未成年者誘拐罪で告訴する選択肢も検討する」と発言。これに福原側の弁護士代表をつとめる今里恵子弁護士は「本件とは全く事実関係が異なっており、福原愛さんの行為がその判例により刑法犯に該当する余地は全くありません」と主張している。

 メディアに出演するコメンテーターや弁護士の意見も割れ、長期化は免れない様子で、間に挟まれた長男はもとより台湾に残された長女(5)ら子どもたちを心配する声も多い。家族問題評論家の池内ひろ美氏は「国際結婚と共同親権の難しさがある」としてこう続ける。

「離婚する際、福原さんは台湾で生活していたので、台湾の法律に従い共同親権にならざるをえなかったのでしょう。福原さんは共同親権なので誘拐罪にはあたらないし、判決が出たからといって罰則規定はありません。それを公の場で母親を犯罪者呼ばわりするのは子どもにとってどうなのかと江氏側の弁護には疑問を感じます。パフォーマンスが先行し、両親を戦わせるような弁護というのは避けるべきでは。本来は子どもたちを傷つけないように調停で話し合いが行われるのですが」
人質交渉のような面会、子の福祉が脅かされる懸念も

卓球五輪銀メダリスト・福原愛の元夫・江宏傑氏と江側の大渕愛子弁護士(C)日刊ゲンダイ

 共同親権には子の福祉を考えるうえで実はデメリットも多いという。

「面会の権利が同等になると、学校のある間と長期休暇を分けて過ごすことになり、夏休みの間に学校の友達に会えなくなるなど、子どもの生活に混乱をきたします。面会についても人質交渉のようなやりとりになり、福原さんの場合も連れ去りを懸念して面会は1人だけといった条件があったのではないかと思われます。

 そもそも離婚しなければならない関係で子育てを共有できるのか、という根本的な問題もある。おそらく、福原さんは日本で単独親権を考えているのではないかと思いますが、父親の側で暮らすことで不利益を被ることがあれば、連れ去りには該当しないでしょうし、今後そういった部分が話し合われるのだと思います」

 騒動はドロ沼化の一途。国際結婚は愛があれば乗り越えられるほど単純ではなかった。

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