福原愛さん側反論【声明全文】東京家裁引き渡し命令は「未確定」 元夫・江氏を批判「子供守る配慮欠く」「大人な態度で向き合って」

https://news.yahoo.co.jp/articles/06a0c2e10e96e975a55b792de7284457aa89c344

7/27(木) 18:36配信
デイリースポーツ

 福原愛

 卓球女子五輪メダリストの福原愛さん(34)の元夫で、16年リオデジャネイロ五輪卓球男子台湾代表の江宏傑氏(34)が27日、都内の日本外国特派員協会で緊急会見を開いた。昨年7月に福原さんに一時的に引き渡した長男が、面会交流期間を過ぎても帰ってきておらず争っていた問題で、東京家裁から今年7月20日、福原さん側に引き渡しを命じる保全命令が出たことを公表。さらに、裁判所に強制執行も求めているが、それでも引き渡しが行われない場合は「未成年誘拐罪」で刑事告訴することも示唆。江氏は「個人的には強制執行の方法を採りたくない。福原さん、ぜひ協力して、裁判所の判断に従って平和的で安全な形で子供を返してほしいです」と涙を浮かべながら訴えた。

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 この会見を受けて、福原さん側も声明文を発表。江氏の会見を批判し、反論した。声明文は次の通り。

 「私どもは、多感で傷つけやすい子供たちを、好奇心や争いの軋轢からできるだけ守りたいと考えています。

 江氏の申し立ては一方的な主張に基づいていますし、日本国内の司法の手続きは未確定であり、さらなる審理を期しています。

 残念ながら、本日の江氏の記者会見は、子供を守る配慮に欠けていました。

 日本国内の司法手続きについても、あたかも確定しているかのような誤解を与えつつ、一方的な主張を繰り返していました。子供への配慮を求めた台湾の裁判所の命令も無視しています。福原愛さんは、母親として、公衆の面前での反論を控え、つらく悲しい思いをしています。

 ただ、このままでは誤解が定着しかねませんので、代理人の立場から、少し指摘させていただきます。

 日本の審判はあくまで一審の裁判であり、事実関係について最終的な判断はされていません。また、主張立証責任の分配の問題があり、司法的に家庭の問題の真実が全て明らかになるわけではありません。

 福原愛が選任した日本の弁護士は江宏傑が選任した日本の弁護士と連絡が取れており、連絡を拒否したこともなく、日本の弁護士は、江宏傑ともメールでつながっています。

 子どもの仮の引き渡しは、お子さんの状態、意思、福祉、最善の利益を考慮して慎重に行わなければならないものです。

 江氏の側から福原氏に対しては、お子さんに配慮をした具体的な提案は全くなく、突然、このような記者会見が行われたことに大変に驚いています。

 私どもは、同氏が来日していることすら知りませんでした。いつ引き取りたいということも伺ったことがありません。江氏の来日の目的は、記者会見であったということが理解できます。

 母親は、このような形で子どもたちが晒しものになっていくことに大変に胸を痛めております。

 子どもを最前線に立たせることは、法廷審理中の台湾裁判官の命令に全く反しており、台湾の『児童及び青少年の権益の福祉及び保護に関する法律』の重大な違反です。

 台湾の事件と日本の事件は、同じ事実関係を前提にしており、密接に関連しています。

 別の事件だからという理由で何でもメディアに公表できたり、自分に都合のいいことのみを発言し、都合の悪いことについては沈黙するのであれば、台湾の裁判官の子どもの最善の利益を守るための命令の意味がなくなってしまいます。

 お子さんをお持ちの父や母であればご理解いただけることではないでしょうか。

 また、公衆の面前で国際記者会見を開くことは、高度な紛争を引き起こすだけでなく、意図的に両親と子どもの関係を引き裂き、子どもに悲しい思いをさせ、別離を引き起こすものであり、子どもに対する家庭内暴力の一種です。

 両親の離婚の背景には様々な理由があります。私たちは、子どもたちや画面の中の父親の良いイメージを守りたいので、正面からの攻撃はしていません。どうか江宏傑も大人な態度で家庭問題に向き合っていただきたいと思います。

 現在、そのほかの事実関係についてたくさんお問い合わせを頂いておりますが、これ以上の事実関係については、現在は、回答することができません。いずれ、全てをお話しすべきだという時期がきた場合には、お話をさせていただきたいと思います。

 どうぞよろしくご理解いただきますようお願いいたします。

 2023年7月27日 福原愛 代理人弁護士今里恵子」

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