ダンの子育て日記44「日曜日にどこ行って来た?」

面会交流報告書 44   

このように当時の面会交流報告書を掲載するのはこれが最後です。

 実施日時:20xx年x月x日(日) 9:00-17:00                             (一部省略)

いつものように抱き合い、久しぶりの挨拶をする。

今日の予定を話す。xxxxx横のxxxxxxのインドアアスレチック施設に行く事を伝え、以前から探している子供用のオーバーオールがあれば買いたいという話もする。
移動中の車中にて音楽会の話しをする。

父 「演奏会良かったね。行ってたのわかった?」  息子 「最後に入って来た?」

父 「前の学年の演奏の時からいたよ。」

息子 「整列した時に探したけどいなくて始まる時(演奏直前)にいたのがわかった。」

父 「後ろで見ていてxxが目をキョロキョロして探しているのが分かったから、xxと目線が合う位置に動いてたんだよ。」

演奏会の写真を見せる。

父 「曲によって生徒の演奏の位置が変わるんだね。 息子 「そう。でも僕の横の人だけはいつも同じだった。」

父 「演奏良かったよ。」  息子 「うん。」

前回の野球のことを話す。
父 「野球どうだった?」

息子 「野球チームのみんな凄ごくて、僕は打つのも、受けるのも10回中7回ぐらいできればいい方だった。友達がお父さんとやってたり(キャッチボール)するの見てるといいなと思う。」
連れ去り後(誘拐)からは男親から教える事ができていない為か、今は息子が言ったとおり10回中7回も取れない。投げ方も直してやらないといけない。連れ去り(誘拐)以前は毎日曜ダンス教室レッスンの後プールか公園に行って野球、サッカーをして遊んでいた。今は毎日曜プールに通っているのでその後にキャッチボールなど彼がやりたいことをして遊んでやりたい。これからは面会交流の日数も増えることで楽しみになる。

xxxxxx到着。

“日曜日にどこ行って来た?”

最初の予定通りインドアアスレチック施設に移動する。受付を待つ間、息子が学校の事、友達と遊びに行った事を話し始める。

息子 「日直当番の時に、当番の人は日曜日どこに行ったか話すんだけど、、、、」

父 「何を話したの?」

息子 「あまり行かないから話せないし。月曜日の朝、学校で友達が“日曜日にどこ行って来た?”って聞いてくると言えないから寂しい、、、」

連れ去り(誘拐)以前は年間に4、5回の旅行、毎週出かけていたのを息子は覚えています。

あの頃は、息子が友達に出かけた先で起こった事などを話すのが好きでした。今はその逆。ひくつに感じないように、これからはできるだけいろんなところに行き、いろんな経験をさせてやらなければならないと思った。

子供として羨ましいく思ったりは当たり前に思う事ですが、片親の子供はそれ以上に過敏に思っていると思います。

時にねたんだり、やっかんだり。気にしない様にしていても気になります。

眠そうな顔をしているので聞いてみる。

父 「何時に寝たの?」  息子 「土曜日は11時頃、日曜日は10時過ぎかな?」

父 「パパと会う以外の日曜日は何時に起きてるの?」

息子 「9時から9時半。だってウルトラマン、仮面ライダーをみながら起きる。11時プールだからダラダラしてる。夜ごはんは6時から7時、8時半くらいからお風呂に入って、テレビ見てる。」

順番が来てxxxxで遊ぶ。 高所は苦手な様で、トランポリンの中心でちょこちょこ遊んでる。

フードコートで昼食。チャーハンとコーラを選んでいた。今日は普通に食べている。

食べながらプールの話をする。

父 「日曜日のプール、今度から見に行けるかも。」  息子 「えー。」

父 「友達のお父さんとか来てる?」  息子 「来てる。」

父 「ママは?」  息子 「来ない。1人で行って1人で帰ってる。」

父 「行くよ。」  息子 「うん。」

仮面ライダー、ウルトラマンの話をする。仮面ライダーの変身の仕方からウルトラマランの話になり盛り上がった。

クリスマスプレゼントを買ってとねだってくる。クリスマスプレゼントを買いにxxxxxに行き、仮面ライダー変身ベルトを買う。以前から探しているオーバーオールは結局見つからなかった。

今回の感想と気づいたこと:

xxxxxの眼鏡屋の前を通った時、息子が突然立ち止まり、店頭に設置されている無料の視力検査をはじめた。その時に、今通っている眼科で、顔が大きくなったので今のメガネでは小さくなっていると話していたと言っていました。恐らく検討中と思われますが、早期買い替えの検討をお願いします。

裁判が終わり和解が成立します。連れ去り時のこと・小学生になったら私が引き取り育てることになっていたことなど、今回の裁判を通じて主張してきたことは全て真実です。これらのことを息子は知り得るわけで、これからいろいろなことを断片的に知った時、精神的に不安定な状態で過ごさせるわけにはいかない。そんな時、きちんと息子と向き合って、母親・父親それぞれが今までのことを話す時が来るでしょう。黙っていましょうでは済まされない。そうなった時、息子が精神的なショックを受けた時にどのように対応するかを考えておく必要がある訳で、大切なのは不安定になるから黙っていてくださいという約束ではないはずです。私も片親で育ったので、寂しくなったり、羨ましく、そして辛くなったりもする、その気持ちは他の人より理解できる。理解できるだけに、将来息子と真剣に事実を話す必要があると思っています。

この和解判決は意味ある大切な分岐点だと思います。息子の将来を考えれば今できる事は、最後まで裁判所と相手方に主張する事だと思っています。

冒頭で触れましたが、当時の面会交流報告書を投稿するのはこれが最後です。

このあと和解が決まり裁判も終わるため、裁判所へ提出し続けた面会交流報告書も終わりとなります。

裁判が終わるということは、今まで間を取り持ってくれた人たち-裁判所、弁護士の方々-もいなくなります。このあとは相手方と直接連絡をとっていくこととなります。

今後相手方にどのように現状を伝え、相手方からどのように現状を聞くか。

とても重要なことですので、今後の連絡方法について、裁判の間に具体的に話をしておくことが大切なのではないかと思います。

1年前