嘉田参院議員「少子化、今が歯止めかける最後のチャンス」子育て政策で訴え

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3/4(土) 11:01配信
京都新聞

【資料写真】無所属・嘉田由紀子参院議員

 無所属の嘉田由紀子参院議員(滋賀選挙区)が3日の予算委員会で質問に立ち、今国会で焦点の子育て政策について「法改正で子育ての価値観を変える政策を2点提案する」と訴えた。

 嘉田氏はまず、男性の育児参画を進めるため、育児・介護休業法の名称を育児・介護参画法に変更するよう提案した。「子育てに参画することを推奨し、楽しく関われるよう社会参画と言い換えられないか。大きな財政負担も必要ない」と説明し、ある銀行が制度の名称を変えたことで男性の育児参画が進んだ事例も紹介した。

 岸田文雄首相は「男性を含め社会全体の意識を変えていくことが重要という点は政府の考え方と同じ」としながらも、「政府の取り組みを充実させていく中で考え方を徹底させていく」と述べるにとどめた。

 また嘉田氏は岸田首相に「今国会で共同親権の実現に必要な法案の提出を法務大臣に指示してほしい」と迫った。首相は「法制審議会における充実した調査、審議がスピード感をもって行われることを期待したい」とかわした。

 嘉田氏は委員会後、「急速に進む少子化に対し、今が歯止めをかける最後のチャンス」とし、これからも子育て政策に力を入れると語った。

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