新閣僚に聞く 外国人労働「生活環境整備も」 斎藤健法相

https://news.yahoo.co.jp/articles/15667b76574aebc274d25f271d118028e779c8f0

12/27(火) 21:11配信
産経新聞

インタビューに応じる斎藤健法相=9日午後1時42分、法務省(荒船清太撮影)

--死刑執行について

「死刑執行は極めて重い話で、法相が果たすべき最も重い責務の一つ。裁判所の判断を尊重しながら、法の定めに従って慎重かつ厳正に対処していきたい」

--法制審議会(法相の諮問機関)では離婚後の共同親権の導入について検討が進んでいる

「法務省の仕事は大きく意見が対立する案件が多く、どのように国民のコンセンサス(合意)を取っていくか、極めて厳しい仕事が多い。子供の生活の安全や心身の成長に直結する問題で、子供の利益の観点が大事だ」

--特定技能、技能実習制度の見直しに向けた有識者会議が設置されたが、あるべき制度は

「外国の人が働きたい、暮らしたいと考えるのが重要。外国人労働者の権利保護がなされていることはもちろん、賃金を含む労働条件の充実や、安全安心で暮らせる生活環境などを整備しなければならない。有識者会議で議論し、結論を出したい」

――入管難民法改正案の提出時期は

「改正の必要性を強く感じている。法案の内容や提出の見込みについては話せないが、必要な改正を早期にできるよう力を尽くす」

--司法分野での外交にはどう取り組む

「法の支配に基づく国際秩序を支える重要性はかつてないほど高まっており、アジア太平洋地域における法の支配の推進にリーダーシップを発揮する。国際機関との連携強化を通じ、司法外交を一層推進していきたい」

--世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題は

「総合的な解決に向けて取り組む。宗教以外にもいろんな問題があり、誰一人取り残すことのない社会の実現を肝に銘じないといけない」(聞き手 荒船清太)

2年前