面会交流報告書 41
実施日時:20xx年xx月xx(日) 9:00-17:00 (一部省略)
いつもの通り、「久しぶりだったな。元気だったか?」と言って抱き合う。
今回の面会交流は野球の練習をすると事前に連絡しておいたので喜んでいた。
野球の待ち合わせまで時間があったので、相談すると息子がプールを見に行こうと言い出す。家からじゃないと案内できないと言うので、家の近くから案内してもらう。すると、家に着く数メートル手前で「ここだよ。前に話した友達が入ってる英会話教室。」と、以前行きたいと言っていた英会話教室を教えてくれる。
父 「行きたい?」 息子 「うん、行きたい。友達もいろいろ行ってる。(習い事や塾など。)」
父 「今日は休みだから電話して平日に聞いてみるよ。」
息子 「うん。それから、自転車がこの前の台風の雨でチェーンが錆びてきた。ママが台風の雨は海水だから塩が入っているので錆びるんだと言っていた。ねぇー、どうしたらいいの?」
父 「この前自転車を買ったお店に持って行けばメンテナンスしてくれるよ。」
息子 「う〜ん。」 父 「一度一緒に行こうか。」 息子 「うん。」
家から自転車で5分ぐらいのxxxxスポーツセンターに到着。プールを見ていると、指導員のコーチがいて、あの人に教えてもらっていると話してくれた。2階に上がりプールを上から見て、6レーンの手前の2レーンで練習して、終わったら子供プールで遊んでるんだと言っていた。
そろそろ時間だ。河川敷だから今着ている服では寒そうだったので、ジャンパーを買ってから昼ごはんを食べに行くことになり、xxx駅に行く。xxxxにてジャンパーのSを購入。風を通さないからこれなら安心だ。xxxxxxでダブルチーズバーガーとポテトフライのセットを購入し食べる。
そして、待ち合わせ場所へ移動。連絡を取り合っているxxコーチのところへ一緒に挨拶に行き、グラウンドに移動する。
グラウンドに着くと同じ学校で同学年の子が2人いて絡んでくれていた。その後、息子は自己紹介をし、緊張はしていたが友達がいたので入りやすかったようだった。
野球チームの練習には12時過ぎから16時くらいまで参加しました。
練習に参加
指導者は9人(総監督1、コーチ8)
チームメートは3年生4人、4年生11人(息子を入れて。同じ学校から2名)、5年生5人。
6年生の試合が先週で終わり、新チームの結成初日だったのでタイミングはいいと思う。
監督、コーチ共に親切に教えてくれ、慣れない息子を別メニューで練習をして、投げ方、打ち方の基本を教えてくれた。
3年生(息子より1学年下)と息子との守備練習ではxxコーチがノッカーで私がキャッチャーをやる事になり寄り近くで見る事ができた。その時に、投げ方に変な癖が付いているのに気づき、心配な為、コーチに相談した。今後改善し一緒に直していくことになった。この日の練習の最後には合同練習に参加し、好きな所を守って良いと言われサードを守っていた。
慣れると厳しいコーチ陣は世話好きで良い人が多いと思った。
この練習のあと、息子に次回の練習に行きたいか確認したところ、行きたいという答えでした。
土曜日の場合は近くでの練習だから1人で行けるかと聞くと、一緒に来て欲しいと言われました。
最初の数回は慣れないこともあるので一緒に行ってやり、終わってからフォローできるところはしてやりたいと思います。「見学、体験は何度でも良いですよ」と言われています。息子がやる気になったら入部すれば良いと思います。
帰り道、車で今日のことを話す。
守備もバッティングもまだまだだが、バッティングでは時に大きいあたりをさせて周りを驚かせていたことを自慢げだった。
xx駅に到着。 相手方(母親方)の遅刻により17時23分息子を引き渡す。
今回の感想と気づいたこと:
今回練習に参加して思った事は、チームメートが小学校3年生から始めていて、技術面(肉体的)では実際のところかなり差があり、しばらくは引け目を感じるのではないかということです。例えばボール投げでは、チームメートは50メートル投げることができるが、息子は10メートルも投げることができない。走りも、他のチームメートと比べるとかなり遅く感じました。続けることができれば、技術面(肉体的)は日進月歩上達するとは思いますが、精神的な部分で他のチームメートより劣っていることに引け目を感じ、やる気がなえることにならないようにしなくては続けていけないと思いました。
英会話教室の話をした時、息子の「行きたい」の言い方はいつになく力強かった。行かせてやりたい。
やりたいと言っていた野球と英会話教室は家から数メートルの場所でした。数年前から私には「行きたい」と言っていた。
やっと行かせてやれる。
後日、英会話教室に電話しxxx校責任者(講師)と話しました。
「ステップ1からスタートしなくてはならない為、小学校1年生と同じクラスになります、お子さんが小さい子と同じクラスを嫌がらなければいいのですが。飛び級は無いので、方法としては、まずは週1回ステップ2から始め、ついていけないようならステップ1を同時に受け、6年生になるまでに追いつくように受けていく形ではいかがでしょうか。」と言われました。
英会話は小さい時からの慣れが後に大きく影響すると聞いています。進学、就職にあたっても必須となるでしょう。早く通わせたい。問い合わせた英会話教室のこと、また、別の英会話教室で学ぶ可能性なども含め話し合いたいと思います。
失われた4年間(奪われた4年間)
この4年間、英会話、サッカー、野球など習い事をやりたいと言っていた。一緒に暮らしていた頃は、英会話、公文、サッカーを習っていたが連れ去り(誘拐)後からは続けていない。今からだと野球に英会話、どちらも年下の子とスタートしなくてはいけない。精神的にやる気がなえなければいいが心配になる。
保育園時代、ダンス教室の帰りに毎週一緒に遊んだサッカーにプール、小学校1年でサッカークラブに入りチームのみんなでルールもわからずボールを追いかけた。何回目かの練習でやっとボールは手で触ってはいけないんだということに気づき、足で蹴るようなりようやく楽しくなっていった。
英会話教室では、ネイティヴの講師の授業でカラーパネルを使用したり、ボール遊びをしながらの楽しい授業でした。小学校の休み時間、友達に習いたての英会話を披露して楽しんでいた。スムーズな滑り出しだった(連れ去り前までは)。
前回の面会交流時の自転車の折れていたスポークのことが象徴的ですが、ここが折れているんだよと言って息子が指をさしたスポーク。母親に話していたのか(意思の疎通が取れていないのか)、話していなかったのか(信頼関係がうまく機能していないのか)、いずれにせよ根本的な問題です。
母親に自転車のチェーンの錆びについて話したと言っていた事については、息子は本当は母親に一緒に自転車屋に行って錆びているので錆止めをお願いしてほしかったのではないでしょうか?
では、なぜ私に話すのか。息子私を望んでいるからか。私も息子を望んでいる。
今息子の状況、今の息子の気持ちを面会交流報告書で毎回伝えていますが、これが今の現実です。
現在の息子をきちんと理解し、それに合った対策を考えることがより重要ではないかと思います。