共同親権分科会設置 中国「海外派出所」 自民・護る会も対応乗り出す

https://news.yahoo.co.jp/articles/98bfe40239d45f36073bafc5fe9e9c9eb1968e78

11/30(水) 20:39配信
産経新聞

自民党の議員グループ「日本の尊厳と国益を護る会」の代表を務める青山繁晴参院議員(中央)=30日午後、参院議員会館(奥原慎平撮影)

自民党の議員グループ「日本の尊厳と国益を護る会」(代表・青山繁晴参院議員)は30日、国会内で会合を開き、中国警察が日本を含む国外に「海外派出所」を展開している問題に対処する方針を決めた。海外派出所の問題にくわしい有識者に実態を聞き、日本政府に対応を促していく。

海外派出所は中国の公安当局が在外中国人向けに設けた組織。スペインの人権団体が9月、反体制派の亡命中国人を監視し、帰国を迫る拠点になっていると報告書で指摘し、閉鎖要求や実態調査に乗り出す国が相次いでいる。報告書によれば、東京・秋葉原にも拠点があるという。

青山氏は会合後、記者団に「中国がその国の主権を犯し、警察活動に類することを行い、中国の独裁政権にとって都合の悪い人を監視し、圧迫を加え、中国本土に事実上強制的に帰してしまうことが起きている」と指摘。また、「日本も例外ではない。護る会が動くことで、中国の工作活動をやりにくくしたり、関与してしまった人が自らを省みて、そこから抜けることを促したりしていく」と述べた。

30日の会合では①日台の関係法などを検討する台湾問題②スパイ防止法③両親が離婚した後も双方の親に親権を認める「共同親権」を考える家族法制─の分科会を設置し、長島昭久、鬼木誠の両衆院議員、衛藤晟一参院議員がそれぞれ座長に就いた。3つの分科会は来年3月末までに提言をまとめる。

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