https://news.yahoo.co.jp/articles/6707d73dbeac538c8baf39e3b9d5de371bef87fd
10/6(木) 9:13配信
アンジェリーナ・ジョリー(左)とブラッド・ピット(14年3月撮影)
米女優アンジェリーナ・ジョリー(47)が4日、元夫で俳優のブラッド・ピット(58)から2016年に家庭内暴力(DV)を受けたとして新たな訴訟を起こした。このDV被害は、2人の結婚生活が破綻するきっかけとなったプライベートジェット機内で起きた事件で、それから6年の時を経て改めてピットをDVで訴えたことになる。
複数のメディアによると、ジョリーは裁判所に提出した書類で、機内で酒に酔ったピットから頭や肩をつかまれて揺さぶられるなどのDVを受けた他、6人の子供のうち2人も暴行を受けたと主張しているという。当時の報道では、ピットが長男マドックスさん(20)に手をあげたことが伝えられていたが、今回新たに別の子供の首を絞められたことも明かされている。また、ピットがジョリーや子供たちにワインやビールをかけたとも主張しているが、ピットの代理人は「事実無根」と述べ、訴えを完全否定している。
ジョリーは今年8月に当時事件を調査した米連邦捜査局(FBI)に対し、匿名で捜査情報の開示を求める訴えを起こしていた。FBIは調査の結果、証拠不十分と判断し、ピットがこの件で刑事告発されることはなかった。
ジョリーはこの事件を受け、ピットとの離婚を申請し、6人の子供全員の単独親権を求めていた。親権を巡る裁判では昨年、一度は共同親権を認める判決が下されたものの、ジョリーがこれを不服として判事の交代を求め、6年たった現在も裁判は続いている。2人は他にも共同で購入した南フランスにあるワイナリー「シャトー・ミラヴァル」の所有権を巡っても裁判沙汰になっており、泥沼の争いが当面続くことになりそうだ。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)