https://www.moj.go.jp/hisho/kouhou/hisho08_00332.html
法制審議会家族法制部会に関する質疑について
【記者】
本日午後予定されている法制審議会家族法制部会について伺います。
まず、前回の家族法制部会では、本日に中間試案の取りまとめが行われる予定になっていました。取りまとめは本日厳しいのではないかという報道もあります。これについて、大臣の御意見を伺えますでしょうか。
また、今後の家族法、共同親権の選択肢を含めた立法について、大臣の御意見を伺えますでしょうか。
【大臣】
これから午後に法制審が開かれますので、予断を持って、そこで取りまとめが行われる、行われないといったお話を私から申し上げることは差し控えさせていただきたいと思います。
そして家族法制の関係については、私も就任時の会見、あるいは法務省の職員に対する訓示等でも申し上げさせていただいているとおり、やはり、国民的なコンセンサスが非常に大切だと考えています。ですから、法制審において、更に各方面から色々な意見を集約しながら制度設計を図っていただけるものだと感じています。
【記者】
共同親権の質問に関連してお伺いします。先日の自民党法務部会では様々な御意見があって、紛糾するような展開になったと承知していますが、こういうふうに意見がかなり分かれるテーマということで、仮に案が出た後も大変な展開が予想されると思いますが、それについてはどのようにお考えでしょうか。
【大臣】
私もその会議は冒頭出席しまして、その後色々な意見が出されたということは報告を受けて聞いています。全体としてコンセンサスを得ていくためには、各種の意見が活発に議論されることは、当然歓迎されるべき話だろうと思っています。その上で、それだけ関心が高い課題だということを再認識していますが、だからこそ、先ほど申し上げましたように、国民のコンセンサスを得ることができるように、法制審において、当然公正公平な議論が行われると思いますが、更に各方面の御意見を聞きながら、しかも冷静な環境でしっかりと議論を進めていただきたいと思っています。