面会交流報告書29 リュックサックで気づくこと

実施日時:201x年4月x日(x) 9:00-17:00  (一部省略)                                       
9時xx駅。子どもと合流。いつも通り、抱き合う。
映画「キングコング」へ。映画を見ながら、「大っきい!わー!」と騒いでいる。
終わってから、子ども「コング優しいんだね。みんなで頑張ってたね。」、父「そうだよ。みんなで頑張ってたね。」
15時。毎年来ていた靖国神社へ花見のため移動。
子ども「去年も来たよね。」と、父「来てるよ。多分保育園の年少から毎年来てる。」
同じぐらいの背の高さの子が前を横切る時に、
子ども「あ。リュック良いな。」、父「リュックサックが欲しいのか?」
子ども「うーん。でも(ママが)前から買ってくれるって言ってる…」、父「買ってくれるの?」
子ども「(下を向きながら小さい声で)わからない。」、父「後で買いに行こうか。」、子ども「うん。」⤴
車中、学校の話になり、いろいろなことを話した。
父「英語の授業はあんまり今面白くないの?」
子ども「そうじゃないけど、前の方が面白かった。」と、以前一緒に通っていた英会話教室のことを楽しそうに話した。

16時10分、××アリオ到着。リュックサック売り場へ。
店員さんに確認する。店員「今どんなの使ってるの?」、 子ども(指で刺し)「これかな?」と子どもが指さした今使っているリュックは、保育園年中組(4~5歳)の時に2人(私と子ども)で探して購入したもの。
店員「何に使うの?」、子ども「学童に行く時に、服の着替えと、お弁当、水筒、勉強道具です。」
店員「小さいでしょ。」、子ども「うん。」
店員「お父さん子供の身長に合った物を買ってあげてください。「これを背負って」、「今背負っているリュックは少し大きいですが、1年で5センチ伸びる子供もいます。直ぐに丁度良くなります。余裕があるので他のものを入れても大丈夫ですよ。このリュック は胸の部分にベルトが付いているので落ちることはないから安心ですよ。」と、店員さんが説明する間、子どもが僕のことをじっと見ていて、「そうだそうだ買って」と言っているようだった。
子ども「これが良い。これ買って!」、父「良いよ。買おう。」

面会交流報告書201x年4月x日(x)に記載の感想(裁判所提出)
既成事実を作る為に一緒に暮らしているのですか、子どもの事にもっと興味を持ち、責任を持って生活してもらいたいと願っています。
リュックサックは年中組(4~5歳)の時に子どもと私で買いに行った物。子どもは今年10歳、あれから5年以上経っています。子どもは大分前からママが買ってくれると言って信じていました。手に余る、手を焼いているのならいつでも引き取ります。子どもの事を思う良心があるなら考えてください。子どもの成長は本当に早いのです。以前にも靴屋の店員に指摘されていること、面会交流報告書で報告しています。また、私たちが思っている以上に子どもはいろいろなことを覚えています。(レポート3.12)

英会話に行きたいと子どもは言っていたけれど、電話をしてもメールをしても英会話教室から連絡が来ないというような返事。野球もやりたいのに、ひとりで行きなさいと。今、できないのであれば、これから先もっと大変な時期を迎えます。子どもの成長、可能性を考え、私に任せてもらえないでしょうか。(レポート25.26)

しかし、今回リュックの件で子どもの話を聞いていて思ったのは、もしかしたら、子どもが母親に本音を話せていないのではないかということです。英会話のレッスン、野球チームに行きたいと私に話すのも母親に話しづらいからなのではないでしょうか。映画にママと行った、「君の名は」を見たけどわかんなかった、沖縄にみんなで行ったけど大人ばっかりでつまらなかった。と私に話すのも、子どもが母親に話せなくて、私に話しているのではないかと思うのです。子どもは母親に自分の気持ちを話せない、甘えられないのではないかと思ってしまいました。
とすると、これから先、難しい年齢を迎える、思春期の男の子の相談にのるようなことが母親にできるのだろうか。そういった時期を迎えた時、自分が父親として何ができるかを考え、彼と話のできる関係であり続けることを考えると同時に、やはりもっと側にいてやりたいと考えます。

2-3歳の頃から、ようやく言葉が話せるようになり、言葉のトレーニングを兼ねて、面白く・ノリよく私と子どもで試していたことがあります。子どもがネガティブに考えないように、たのしく “いたいのいたいのとんでいけ~”、歯磨きの最後には子どもの磨き残しがないように私が歯ブラシを持ち替え、“仕上げはパパです~よ”と歌いながら歯磨きの確認をしたり。こういったことを日々行う中で、子どもの体調のことや成長を見てきました。自然と、面会交流を重ねている間に気が付くことがあります。「偏食になった」「睡眠がとれていない」「耳の掃除は?」「靴が小さく、足の指を痛めかけた」「爪が伸びたままになって垢がたまっている」など。子どものことを第一に考えて頂けますように心からお願いします。(レポート2.12)

離婚した後に母親が子供を引く取るケースが多くあります。その理由の1つとして「女性(母親)だから繊細な心遣いができる」とあるそうですが、果たして誰もがそうであるかは疑問です。親としての責任を果たす必要があります。父親に渡したくない“母親のエゴ・見栄・世間体”としか思えない場合もあります。

【連れ去りは犯罪】子どもの利益を摘むのは子どもの将来の利益に対しての犯罪行為に値するのではないでしょうか。
連れ去られてからの3年間、あの頃一緒に通っていた英会話教室、公文、サッカークラブをもし続けられていたら、多くの違った成長をみることができたかもしれないと思うと、失われてしまった3年間は彼にとって大きく、私(父親)もあなた(母親)も反省しなくてはならないと感じると同時に、彼が興味を持ち、その意思を我々に示していることに対しては、しっかり受け止めなくてはならないと思います。少なくとも彼の将来の可能性を摘んでしまうようなことはしてはならない。今できることは最大限やってあげたいと心から思っています。 (レポート16)

当日裁判所に伝えたかったこと
「子の利益の観点が重要」とありますが、今の状況(環境)では子どもは幸せと言えるのでしょうか。また精神的に落ち着いているのでしょうか。
婚姻費用に関しても疑問を感じました。婚姻費用以外に父親が子どもの生活に必要な物を買っています。面会報告書を裁判所に提出していても相手方に確認→指導がないことに対して不満と不信感が募ります。(レポート3.4)
連れ去られた側は誰を頼りにしていけばいいのかこの時はいつも思っていました。

【近況報告】
2022/3月 息子に小学校4年(和解成立後)から年に2回程スキーに行き滑り方を教えています。今日パラレルができました。帰りの新幹線で駅弁を食べながらお茶でパラレルに乾杯^_^(2022.3.26)

3年前