離婚しても「ふたり親」。知っておきたい“共同養育”【40代シン・リコン論】

3/3(木) 20:00配信

Marisol ONLINE

「もう離婚したい!」気持ちで勢いのまま離婚に踏み出すと、ドロ沼離婚でぼろぼろになったり、感情のしこりを残したまま別れたりすることも。後悔せず、新たな人生に心地よく踏み出すためのシン・リコンの知恵を、識者の方に教えてもらいました。

長引くコロナ禍によるライフスタイルの変化や、働き方が多様化しつつある時代の流れもあり、パートナーや家族との関係を再構築したい人が急増中。新しい離婚・結婚のスタイルについて考えます!

☆教えてくれたのは・・
一般社団法人 「りむすび」代表 しばはし聡子さん
しばはし・さとこ●共同養育実践のための相談、面会交流支援、離婚協議サポートを行っている。著書に『別れてもふたりで子育て』がある
離婚しても「ふたり親」。知っておきたい“共同養育”の知識

◆「親がいなくなる離婚」を回避する共同養育

子供がいて離婚を考えている人ならば知っておきたいのが、「共同養育」という考え方。

「離婚をすると父親か母親、どちらかが育児をする、また別れた相手に子供を会わせたくないと考えがちですが、共同養育では、元配偶者を“子育てのパートナー”とし、離婚を経験した子供が両親を失うことなく、心の傷を最小限にする関係を目ざします」

そのためにも、夫を敵と見なす勢い離婚をしないことが大事に。

「感情的にこじれている場合はカウンセラーを交えて、お互いが気持ちを整理した上で離婚に向けた話し合いをする、妻側が経済的に不安があれば自活できるようにする……など、ていねいに時間をかけることがキモになってきます」

◆共同養育のメリット
・子供のダメージが最小限
・子供にもうひとつの居場所ができる
・親の話がタブーにならない
・親も自由な時間をもてる
・育児を分担できる
・自分に何かあった時の
「夫婦」→「共同養育のパートナー」へ移行する時に大事な3つのこと

★POINT 1 離婚を切り出す時は、「相手を責めない、奪わない」姿勢を

相手を責める離婚話は、夫の心をかたくなにし、お金や子供を奪うと感じさせてしまい、関係性がさらに悪化してしまいがち。離婚話は、子供の将来を見据えて争わないことがポイントになる

3/3(木) 20:00配信
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「もう離婚したい!」気持ちで勢いのまま離婚に踏み出すと、ドロ沼離婚でぼろぼろになったり、感情のしこりを残したまま別れたりすることも。後悔せず、新たな人生に心地よく踏み出すためのシン・リコンの知恵を、識者の方に教えてもらいました。

長引くコロナ禍によるライフスタイルの変化や、働き方が多様化しつつある時代の流れもあり、パートナーや家族との関係を再構築したい人が急増中。新しい離婚・結婚のスタイルについて考えます!

☆教えてくれたのは・・
一般社団法人 「りむすび」代表 しばはし聡子さん
しばはし・さとこ●共同養育実践のための相談、面会交流支援、離婚協議サポートを行っている。著書に『別れてもふたりで子育て』がある
離婚しても「ふたり親」。知っておきたい“共同養育”の知識

◆「親がいなくなる離婚」を回避する共同養育

子供がいて離婚を考えている人ならば知っておきたいのが、「共同養育」という考え方。

「離婚をすると父親か母親、どちらかが育児をする、また別れた相手に子供を会わせたくないと考えがちですが、共同養育では、元配偶者を“子育てのパートナー”とし、離婚を経験した子供が両親を失うことなく、心の傷を最小限にする関係を目ざします」

そのためにも、夫を敵と見なす勢い離婚をしないことが大事に。

「感情的にこじれている場合はカウンセラーを交えて、お互いが気持ちを整理した上で離婚に向けた話し合いをする、妻側が経済的に不安があれば自活できるようにする……など、ていねいに時間をかけることがキモになってきます」

◆共同養育のメリット
・子供のダメージが最小限
・子供にもうひとつの居場所ができる
・親の話がタブーにならない
・親も自由な時間をもてる
・育児を分担できる
・自分に何かあった時の
「夫婦」→「共同養育のパートナー」へ移行する時に大事な3つのこと

★POINT 1 離婚を切り出す時は、「相手を責めない、奪わない」姿勢を

相手を責める離婚話は、夫の心をかたくなにし、お金や子供を奪うと感じさせてしまい、関係性がさらに悪化してしまいがち。離婚話は、子供の将来を見据えて争わないことがポイントになる

2年前