議連には共同親権に反対する議員もいたが、共同親権で意見をまとめられないのに、本当に解決に向けて動けるのか?
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12/1(水) 19:24配信
TBS系(JNN)
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フランス・パリの裁判所は、日本に住むフランス人男性との結婚生活が破綻した日本人の妻が子ども2人を男性に会わせないのは未成年者略取の疑いがあるとして、妻の逮捕状を出しました。
ヴァンサン・フィショさん
「私も辛いですが、子どもたちが一番苦しんでいると思います」
JNNの取材にこう語るのは、東京に住むフランス人、ヴァンサン・フィショさん(39)。フィショさんは日本人の妻との結婚生活が破綻し、現在、離婚手続き中です。しかし、妻が息子(6)と娘(4)を連れ去ったため、子どもと3年以上会えていないと訴えています。日本の警察に何度も立件を求めましたが、「妻が子どもを連れて別居するのは普通のことだ」と退けられたということです。
ヴァンサン・フィショさん
「自分の国のように日本を愛したのに、警察に行ったときも裏切られた気持ちでした」
そのため、未成年者略取にあたるとしてパリの裁判所に告訴。裁判所は先月30日までに妻の逮捕状を出しました。
ヴァンサン・フィショさん
「未成年者略取容疑で逮捕状が出ている母親に裁判官が親権を与えるようなことがあれば、おかしいと思います」
一方、妻の代理人は1日、JNNに対し、「裁判中の事案のため、ノーコメントでお願いします」と答えています。また、AFP通信に対しては「法廷外で争うつもりはない」と話したということです。
親権をめぐる問題では、日本人の片方の親がヨーロッパの、もう片方の親に子どもを会わせないケースが多発しているとしてフランスのマクロン大統領は、7月の東京オリンピックで来日した際に、日本政府と問題解決に向け議論したとみられています。日本側にも問題解決に向けた動きは出ていて、超党派の国会議員で作る共同養育支援議員連盟会長の柴山昌彦元文科大臣は先月、EU(ヨーロッパ連合)のフロア駐日大使と面会。連携して問題を解決していく必要性を伝えました。(01日18:37)