ここでも親権争い、片親疎外
https://news.yahoo.co.jp/articles/5f70e3bcaa8a72c5d003e711223d69d5e79e5169?page=1
9/1(水) 16:12配信
文春オンライン
今年4月26日、前夫から訴えられた山尾氏 ©文藝春秋
国民民主党の山尾志桜里衆院議員(47)の元夫・X氏が、山尾氏の不倫関係や離婚の経緯などについて明かしていたことが、「週刊文春」の取材でわかった。X氏が今年4月、山尾氏に対して起こした損害賠償請求訴訟の訴状で記していた。
【画像】山尾氏と倉持氏の2ショット写真
「週刊文春」が、山尾氏と倉持麟太郎弁護士の不倫関係を報じたのは、2017年9月のこと。その約半年後の2018年2月、山尾氏とX氏は離婚が成立している。
証拠書類として添付されていたのは、「週刊文春」の記事
2人には長男がいるが、離婚に際し、親権を山尾氏が、監護権をX氏が持つことを公正証書で定めていた。父親が監護権を得るのは日本では例外的だが、訴状では、まず〈原告の監護権取得の経緯〉が詳細に記されている。
〈平成29年に入った以降からは、被告の帰宅時間は遅くなり、週に何度か朝5時ころに帰宅することもあった。被告の帰宅時間が遅くなり、しばらくたった平成29年5月ころ、被告は突然、原告に対し、価値観が違うとして離婚を申し入れた。それは、原告にとって納得のいくものではなく、何よりも長男にとってよくないと考え、原告はこれを拒絶した〉
山尾氏が離婚を申し入れたのはなぜか。訴状に証拠書類として添付されていたのは、「週刊文春」2017年9月14日号、2017年9月21日号。いずれも、山尾氏と倉持氏のダブル不倫について報じた記事だ。山尾氏は男女の関係を否定したものの、事態混乱の責任を取って民進党(当時)を離党している。
これを機に、X氏を取り巻く状況も大きく変わった。
〈騒動となり、マスメディアの記者が自宅マンションで待ち構えていたことから、被告は1ヶ月ほど帰宅することなくホテルに滞在して、取材を避けていた〉
先に沈黙を破ったのは、山尾氏
山尾氏と当面のメディア対策について話し合ったX氏。長男を守ることを最優先と考え、取材には一切応じなかった。〈ひたすら事態の沈静化を待った〉という。ところが先に沈黙を破ったのは、山尾氏だった。
〈それにも関わらず、被告は原告に相談もなく、平成29年12月頃、被告は訴外倉持を政策顧問に起用すると発表し、また雑誌「婦人公論」にて『どんなに批判されても、私が倉持さんを選ぶ理由』というタイトルで、訴外倉持との対談記事に登場した。原告は、被告に対してマスコミの取材攻勢が再燃するのではないか、長男を守るために合意した話と違うではないかと抗議したが、被告は「再燃するとは思わない」と悪びれもせずに返答した〉
その後、時間の経過で表面上は落ち着いた生活を取り戻したが、X氏の心は山尾氏から離れていった。
「お話しすることはありません」
〈週刊誌報道を受けて、原告は被告の離婚の申し入れの原因が被告と訴外倉持との関係にあると確信した。一方、被告は原告に対して、報道されて迷惑をかけたことについて、報道された当初に一度だけ謝罪したものの、それ以外内容について事実の有無や釈明も含めなんら説明をしなかった〉
そして、2018年2月、離婚が成立したのである。
X氏に取材を申し込んだところ、代理人を通じて以下の回答があった。
「お話しすることはありません」
山尾氏にも見解を尋ねたものの、代理人を通じて以下の回答があった。
「一切お答えすることはありません」
離婚から1年余りが過ぎてから、監護権を持つはずのX氏を待っていたのは、長男と会えない日々だった――。
9月1日(水)16時配信の「週刊文春 電子版」及び9月2日(木)発売の「週刊文春」では、元夫が山尾氏の意向で長男と面会できなくなった経緯、山尾氏の代理人に倉持氏が就いた事実、親子の面会交流を巡る争いが増加している問題などを詳報している。
「週刊文春」編集部/週刊文春 2021年9月9日号