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7/16(金) 7:05配信
NEWSポストセブン
福原愛の育った家庭環境とは?(写真は3月、横浜で男性とデートする福原)
天才卓球少女として幼い頃から人気を集めた福原愛(32才)が7月9日、台湾の卓球選手・江宏傑(32才)と離婚を発表した。今年1月に卓球の全日本選手権の解説で来日した際、「今後は日本を拠点にする」と発言したことで夫婦不仲説が流れ、3月には『女性セブン』が5才年下の商社マンとの“里帰り不倫”をスクープ。日本と台湾は大騒ぎになった。2人の子供については共同親権を選択し、福原と江の双方が親権を有するという。
【写真62枚】ノースリーブで暗がりにて、男性と話す福原。他、元・林夫と噂の台湾アイドルの美肌見せ姿、福原のドライブデート姿など
異国での生活に別れを告げ、住み慣れた日本で子供たちと再出発する──そう思い描いた福原だが、時間が経つとともに不安が大きく膨らんでいったという。
「愛ちゃんは出産直後から、かわいい子供たちに目を細める一方、『子供を育てていく自信がない』と漏らしていました。周囲は『何言っているの。誰だって最初からお母さんにはなれないよ』と励ましたのですが、彼女は『どんな母親になればいいのかわからない……』と嘆いていたんです。
その後は出産で家庭的なイメージが定着し、CMなどで引っ張りだこになる半面、“私は本当に子供を愛し、育てていけるのだろうか”という不安は消えなかったようです。そして、思い描いていた離婚後のシングルマザー生活を躊躇するようになりました」(福原の知人)
一体何が彼女をそうさせたというのか。福原が3才で卓球を始めたことはよく知られる。
「もともとお兄さんが卓球をしているのを見た愛さんが『やりたい』と始めたのですが、そんな彼女に付きっきりで猛練習を施したのが、元卓球選手の母・千代さん(70才)です。
普段は穏やかな千代さんが卓球の練習になると鬼コーチになり、泣きじゃくる娘を容赦なく怒鳴りつけた。何しろ、3才で卓球を始めてから365日、元日も休まず毎日3~4時間の練習に励んだのですから。愛さんにとって千代さんは『お母さん』であるより前に『コーチ』だったんです」(卓球関係者関係者)
母だけでなく、父の武彦さんも娘の鬼コーチになった。「やるなら1番を目指せ」と娘を叱咤し、毎日1000本のラリーを課した武彦さんは、かつて卓球の専門誌で福原についてこう述べた。
《福原愛は娘であるけれども、自分の子どもじゃないという感覚がある》
天才卓球少女として世に出て人気者となった福原だが、その裏では卓球に打ち込むあまり、「親に愛された」という思いを抱けなかったのかもしれない。
一家には経済的な問題もあった。
「武彦さんが仙台で経営していた不動産会社が1998年、3億5000万円の負債を抱えて倒産し、債権者から1億4000万円の返済を求められたんです。家計が火の車になった夫婦は娘が卓球で稼ぐ収入に依存するようになりました。当時小学生ながら、企業とスポンサー契約をしていた愛さんは、一家の大黒柱にもなったのです」(福原家を知る関係者)
夫婦仲は冷え込み、両親は2004年に協議離婚したが、娘の試合には揃って応援に駆けつけた。この頃には福原の兄も仕事を辞め、妹のサポートに専念するように。家族の期待を一身に背負った彼女は、2004年のアテネ五輪に卓球日本女子の史上最年少となる15才で初出場。以降、4大会連続の五輪出場を果たした。だが2009年に福原を支点として微妙な均衡を保っていた一家がついに離散する。
「千代さんと離婚したのちも武彦さんは愛さんを頼りにしていましたが、愛さんは2009年の世界選手権で惨敗したことを機に『これ以上、父に振り回されてはダメだ』と決意し、愛さんの兄が『もう愛にはかかわらないでほしい』と事実上の絶縁状を叩きつけました。愛さんと絶縁状態になった武彦さんは、2013年に膵臓がんでひっそりと亡くなりました。
物心ついた頃から卓球を通じて両親とかかわり、小学生時代から一家の家計まで担うようになった愛さんは、彼女が後に描いた“普通の家庭”を経験しないまま成長した。いまは愛さんが武彦さんとの思い出を語ることはほとんどありません」(前出・福原家を知る関係者)
父との絶縁後、ひたすら卓球に打ち込んだ福原は2012年のロンドン五輪は団体で銀メダル、2016年のリオデジャネイロ五輪は団体で銅メダルを獲得し、リオ大会後に江と結婚した。ようやく「理想の家庭」を手に入れたはずの福原だったが、運命は過酷だった。
「端正なルックスで『卓球王子』と呼ばれた江さんは結婚後に一変。育児に励む愛ちゃんに強く当たるようになったそうです。大きなショックを受けた愛ちゃんは離婚を決意し、別の男性と親しくなってしまった。
いかにも愛ちゃんらしいのは、台湾で同居する千代さんに自分の悩みを打ち明けなかったことです。実際に日本で不倫騒動が起きるまで、千代さんは愛ちゃんの悩みや夫婦関係についてまったく知りませんでした。愛ちゃんは、卓球以外のプライベートの悩みを、どうやって母親に相談すればいいかわからなかったのでしょう」(前出・福原の知人)
卓球のラリーのように、自分の悩みをぶつけたら返してくれる家族が彼女には必要だったのかもしれない。
※女性セブン2021年7月29日・8月5日号