まず共同親権でやらせてみる、が大事です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2985d1f30dd5ab6cf0cf6de52bf2571a4f2d974a
7/12(月) 17:42配信
フジテレビ系(FNN)
FNNプライムオンライン
卓球の元日本代表・福原愛さんの離婚で、今、話題となっているのが、離婚後の「共同親権」。
日本では、なじみのないこの制度、いったいどういう制度なのだろうか。
仲むつまじい2人の様子に、日本中が祝福ムードとなった、福原愛さんと台湾の卓球選手・江宏傑さんの結婚から5年。
江さんによるモラハラ疑惑と、福原さんの不倫疑惑が報じられ、2人は離婚という答えを出した。
連名で発表したコメントでは、2人の子どもについて、「私どもの子どもたちについては、共同親権となりますので、少しでも子どもたちへの影響を減らすことができるよう、それぞれ努力いたします」と書かれていた。
日本では、離婚時に父か母、いずれかに親権を決める「単独親権制度」が採用されているだけに、この聞き慣れない離婚後の共同親権。
街では「一番は、お金ですかね。どっちが何を負担するとか」、「養育費はちょっと気になりますね。お互いが出し合うんですかね」、「どっちがメインで育てていくのかなっていうのは、ちょっと疑問だなと思うんですけど」、「国が違うから、そう簡単にもいかないことも多いだろうし」といった疑問の声が。
SNS上でも、「初めて知った」、「そんな制度あるの」などと、トレンドワードとなったこの離婚後の共同親権。
気になるお金や暮らし方は、どうなるのか。
そもそも共同親権というものは、婚姻関係にある父親と母親の2人に親権を認めるというもの。
ただ日本では、夫婦の離婚後は共同親権は認められていない。
どちらか一方が親権を持つ、単独親権制度が法律で定められている。
つまり、今回の福原さんたちのような選択は、日本ではできない。
日本では離婚協議を行ったうえで、ほとんどのケースが母親に親権が行くといわれている。
梅津弥英子キャスター「こういう意味では、世界で共同親権主流になってきているというが、どうして日本は、まだ単独親権しか選べない状況にあるんですか?」
橋下徹氏「まず民法がこうなってるんですよ。もう日本の法律は古いです。もう1つは、単独親権だっていう、絶対的に単独親権だという政治的な主張を強烈にやっている人たちがいて、その人たちの声で、なかなか政治家が、共同親権の方に法律を変えることができないという事情もあります。でも、夫婦がいろんな事情で離婚しても、子どもとの関係は別じゃないですか。だから、夫婦が離婚しても、子どもに対しては、共同に親権を持つというのが、これが原則なんです。ただ、夫婦の事情によっては、例えばDVとか、暴力があるとかということで、離婚をしたあとに、共同親権を行使できない事情もあるから、こういう場合は、単独親権もありだと思います。だから、それは家庭の事情。子どもの利益を考えて、原則は共同親権だけども、どうしてもできない事情、そういう事情のときには単独親権。これが本来の姿ですよ。一部の人たちは、『夫婦間のDVとか、特殊事例をもって単独親権じゃないとだめなんだ』、『共同親権になったら、夫婦間でまた顔を合わせてDVが発生するじゃないか』と主張するんだけど、そうじゃない家庭だってあるんだから、単独親権を主張する人たちは、やっぱり子どものことを考えて、共同親権ができる家庭は、共同親権を認めると考えを改めてほしいですね」
ただ、街からは「離婚した人と“共同”でうまくいくの?」、「子どもはどこに住むの? どっちが育てる?」などといった疑問の声がある。
橋下氏「今のように単独親権だと、なかなか親権を持ってない方が、子どもに会うのも、ちょっと会いにくい事情も現実あるんです。でも、共同親権にして、お金も共同だと、ただ、どちらか一方に住む。それがうまくいかない場合には、単独親権を選べばいいわけ。夫婦間はうまくいかなくても、子どもはきちんと育てていきたい人たちがいるわけですから、単独親権派の人たちは、ちょっと考えを改めてもらいたいです」