ダンの子育て日記 その15「通う学校を口にできない息子」

第6回面会交流報告書

実施日時: X5年4月x日(日) 8:00-18:00

職業体験にGO!

xxxxの職業体験に行きました。面会時間の変更を事前に伝えて了承してもらい、車で母親の実家で子どもを乗せて向かいました。

子どもから学校の視力検査を受け指導されたことで、新しいメガネを購入したことを聞きました。これで、1つの問題がクリア出来ましたが、定期的なメンテナンスが必要です。折を見て定期的に確認をしていこうと思います。

今回の面会も、ssちゃん親子と一緒に過ごすことになっていましたので、現地で合流しました。中に入場すると、偶然にも保育園で一緒だった友達4人に会いました。しばらく会っていないのに、その時間を感じさせない程早く打ち解けていて、子どもの表情もイキイキとして見えました。ssちゃんと子どもは何の職業につこうか、話し合いながら迷っていましたが、最初は警察官になる事を決めて受付に行きました。

子供達の様子を見ていると、会話に成長を感じることが出来ました。警察署前に受付カードを出し、名前を書く必要があり、子どもは小さな声で「TTT」と言うと、ssちゃんのお父さんに「AAAAだろう?」と言われて「うん。AAAA。AAAA。」と訂正する場面がありました。

警察官の仕事を終えて、昼食は館内のモスバーガーで食べました。ハンバーガーにポテト、ドリンクと普通に子供が頼むメニューを注文するも、完食せず。以前に増して食が細くなったような気がする。それとも、子どもまで肉が食べられなくなってしまったのだろうか。今後の成長が気になりました。

通う学校を口にできない

その後も、館内でパイロットや東京ガス、ラジオ局などを体験し、館内バスに乗って館内を周遊しました。休憩の時に、保育園時代のお友達のお母さんに「○○くん、学校はどこ?」そう聞かれて、子どもは返事が出来ませんでした。その姿を見て「言っちゃいけないのね。かわいそうにね。」と子どもの気持ちを汲んでくれて、その後は何も聞かないでいてくれました。母親が「パパには悪い友達がいるから、学校や住んでいる場所を教えちゃいけないよ」と言い聞かせられているようで、子どもはそれを守ったのだと思います。一日も早くどんなことも気にしないで話せるようにしてあげたいと思いました。

母親の機嫌を忖度

前回行けなかった銭湯へ向かう。だいぶ時間も迫っていたので、子どもに家に電話をする事が出来るか確認をすると「ママ怒るよ。」と言ったので、「お風呂は次回にするか?」と聞くと「ママに電話する」と言って子どもの携帯電話から母親に電話をしました。

お風呂から出ると「パパ、お腹が空いた。ステーキが食べたい」と子どもに言われました。肉を避けていた子どもがステーキを食べたいと言ってくれたのは、本当に嬉しかったのですが、既に約束の時間に帰る事が出来ないうえに、もっと時間が遅くなると母親の機嫌を損ねてしまう可能性もあるので、「ステーキは今度にしよう」と言い聞かせて、コンビニのおにぎりを食べました。少し寂しそうな顔をした子どもを見ていると、思い切って言ってくれたのに叶えてあげられなかったもどかしさを感じました。

母親の実家に着くと、雨が降っているのに祖母が外で待っていました。開口一番「1時間も待ったわ。」と言われました。遅れる旨は子どもから連絡をしてあったはずなのに、「そんな話は知らない」と、雨の中、子どもをせかせて自分の自転車に乗せて二人乗りで傘もささず去って行きました。子どもがお風呂に入りたい一心で、怒られることを覚悟してせっかく電話をしたのに、祖母は「知らない」と言われたことに、少しがっかりした気持ちになりました。

今回の面会では比較的明るくて元気な子どもの姿を見ることが出来たので、少しホッとしました。

 

当時の感想 、身にしみる保育園のお友達の親御さん方の有難さが

今回も職業体験で、偶然にも保育園で一緒だった友達4人に会いましたと報告書には書いてありますが保育園の保護者の皆様の声掛けのおかげです。「○○くんがかわいそうだ、○○くん元気なの?」と心配してくれたおかげです。昼食中も友達に囲まれて楽しそうでした。何枚も何枚も写真を撮ってとせがまれ、友達と肩を組み、抱き合い、じゃれまくって楽しそうでした。感謝しかありません。

保育園時代のお友達のお母さんに「○○くん、学校はどこ?」そう聞かれて、子どもは返事が出来ませんでした。その姿を見て「言っちゃいけないのね。かわいそうにね。」と子どもの気持ちを汲んでくれて、その後は何も聞かないでいてくれました。母親側から「父親の悪口を聞かされていて口止めをされているのかな。」と、この様な事が子どもに対しての被害、被害者にあたる行為です。安心できる家庭で何度も言われているのかと思うと悲しくなります

子どもが連れ去られてから、保育園のお友達の親御さん方の有難さが身にしみました。0歳から年長まで一緒の児童は8人、そのうちの6人が子どものことを気にして手を差し伸べてくれました。司法に携わる方と一般人の感覚は違いすぎている気がしてなりません。

「母親の機嫌を損ねてしまう」に関しては、連れ去られた側の弁護士には幾度も「母親の機嫌を損ねてしまう」と子どもと会えなくなりますと警鐘を鳴らされました。連れ去りは司法を盾にする一方的な手段としか思えません。

 

『連れ去り』子どもを被害者にしないためにも単独親権から共同親権(共同養育)を望みます。(2021.04.03)

4年前