ダンの子育て日記 その14「一緒に遊んであげられないもどかしさ/父親と遊べない寂しさ」

第5回面会交流報告書

実施日時: X5年3月X日(日) 9:00-17:00

「今日はスケートに行くよ」

母親の実家にて待ち合わせ。車のトランクを整理していると、後ろから子どもがいきなり抱きついてきました。

車に乗り込むと、子どもが学校の話を始めました。

「昨日(土曜日)はお雛様のお祝いで学校に行ったよ。僕には関係ないのになぁ~。」

確かにお雛様のお祝いは男の子には興味がない事かもしれないが「男の子にも5月の節句があるだろう?その時は、女の子は関係ないけど、一緒にお祝いをしてくれるはず。関係の無い人でも一緒にお祝いをしてくれると嬉しいものだよ。母の日やママの誕生日にお祝いをしてあげると喜んでくれるよね?だから、関係ないと言わないで、これからも一緒にお祝いしてあげて。」そう話すと子どもは「そうか。」納得した表情をしてくれました。

少しずつ、理解力が備わってきて、感受性も豊かになってきたなと感じました。

「今日はスケートに行くよ。この前、ss ちゃんに会いたいと言っていたから、誘っておいたからね。」と言うと嬉しそうにしていました。

お友達を迎えに行く途中で、スケートに必要な手袋と帽子を持ってきたか確認をすると、スケートに行く事は知らされていなかった様でした。

数日前に、母親の父にスケートに行くので帽子と手袋をお願いしますと伝えてはいたのですが、言い忘れてしまったのかもしれないと思い、途中のコンビニで手袋と帽子を買いました。

ssちゃんとそのお父さんを迎えに行き、スケート場に行きました。スケート場では子供同士で楽しく遊んでいました。途中、ssちゃんのお父さんに「随分大人しくなったな~。大人になったのか?それとも友達の影響か?それにしても、身長が全然伸びてないぞ?ちゃんと食べているのか?」と聞かれて、キョトンとする場面がありました。

ssちゃんと子どもと私の3人で滑っていると、子どもがベタベタと甘えてくるようになり、それを見ていた、ssちゃんのお父さんが「TTくんは甘えん坊だな~」と笑っていました。

一緒にお風呂に入るのがルーティーン

一通り滑り終えて、昼食に回転ずしを食べました。子どもは合計で5皿(マグロ3皿・たまご2皿)。食べる量は以前の半分程度に落ちている気がしました。ssちゃんのお父さんは「この食の細さだと身長も止ってしまっているかもしれない。同じ5皿を食べるにしても、もう少しバラエティに富んだものなら、少しは違うかもしれない偏食も気になるよ。」と心配してくれました。

食後のデザートに、いつも行ってた子どもの好きなシフォンケーキを食べに行きました。ケーキはペロッと食べきりました。主食を食べてもらいたい、母親は食の細い人なのでを真似ているのかもしれません。次からは私がレーンから取って、半分ずつ分けるなど、工夫をして少しでも種類を食べさせていこうと思いました。

その後は、xxx美術館へ行って2人で楽しく遊んでました。ssちゃん親子を送り届けると、子どもを送り届ける時間が迫っていました。子どもは一緒にお風呂に入りたがっていましたが、時間が無くて寄れないと話すと、うつむいて返事もしませんでした。子どもにとって、一緒にお風呂に入れるという一つの定着した楽しみになっていたのかもしれません。

面会時間をうまく調節して、なるべく楽しみにしている事は毎回出来る様に、そうでなければ、それ以上の事が出来る様に工夫していかなければいけないと思いました。

一緒に遊んであげられないもどかしさ

帰路の車中で、子どもにメガネの調整に行ったかを確認してみました。「行っていない」と。子どもの将来の為に、放置するにもそろそろ限界ではないかと感じました。別居をしてから8カ月、本来ならこの間に弱視の定期的調整は4回行うべきなのに通院してくれていない。視力(弱視)は生活をする上でかなり重要。機能を低下させる行為をこれ以上放っておくことは親として許せない気持ちです。私が連れていく事を許されるのであれば、すぐに通院させてやりたい。母親としてもう少し息子の体を案じてほしいと、何も出来ないもどかしさを感じています。

母親の実家に到着、子どもはしばらく車を降りませんでした。子どもを抱きしめて「今度一緒に旅行にでも行こうな」と話し、しばらくして気持ちが落ち着いたので車から降ろしました。

一緒に遊んであげられないもどかしさを私は感じていいますが、それと同じくらいに父親と遊べない寂しさを子どもは抱えているのかもしれないと思った面会でした。

当時の感想

子どもは甘えたくて甘えたくて仕方がないのだと思いました。ssちゃんは保育園時代からの竹馬の友、一緒に遊ぶことで楽しかったと思いました。その反面ssちゃん親子を見て寂しい気持ちにさせてしまったのかもしれません。

ssちゃんの父親も「連れ去りは子どもがかわいそうだ一方的だ」と心配し自身の子どもと遊ばせてくれました。 感謝しています。

同居時は私の休みは毎週朝から晩まで一緒に遊びに行っていたのに、連れ去り後(面会交流)母親の実家に着いて「さようなら」をしたとき、しばらく車を降りませんでした。どうしてパパ帰るの?と思って仕方なかったのだと思います。遊びに行った帰りはいつも銭湯に寄って自宅に帰ったのを覚えています。思い出すたびに辛かったと思います。

3年前