【前編】旦那と不倫相手が、わが子の親権をほしがっている!渡すつもりはないけれど……いったいなぜ?

先にとったもの勝ちなんですから、男女逆ならありふれたことです。

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もしみなさんが離婚をしたならば、旦那さんと自分どちらが親権を持つと思いますか? 夫婦ともに親権を主張した場合、きっとそれぞれが不安で眠れない日々をすごすのではないでしょうか。今回の相談者さんは現在離婚調停中。自身も旦那さんも親権を主張しているようですが……。

『血の繋がってない子どもを育てられる? 子どもは10歳未満で2人。今子どもを連れて別居の離婚調停中。絶対不可能なんだけど必死で夫が「親権が欲しい」と主張している。そもそも夫の不倫が大元の原因での離婚なのだけれども、相手の女性はどう思っているのかな? 子ども付きでもいいから一緒にいたいとしても、夫は子育てなんてまともにできる器じゃないのに。全部任されるのが目に見えていて、どういう心境なのかなって。子持ち同士ならまだわかる。でも相手は独身っぽいし。私は血の繋がってない子どもに本気の愛情かけられないなー』

離婚の原因は旦那さんの不倫。家庭を壊してまで不倫相手を選んだのは旦那さんです。その女性とはそのままお付き合いが続いているようですし、「なぜ親権まで主張するのか?」と相談者さんは不思議に思っているようです。
血のつながらない子ども、あなたなら愛せますか?

相談者さんが投げかけた「血の繋がってない子どもを育てられる?」という質問。“血の繋がっていない子”という範囲の質問であれば、「YES」と答えるママさんは少なくありませんでした。

『私は血の繋がらない子3人育てたけれど、本気の愛情かけたよ。ただ自分は産んでないからそうできたのかも。しかし相談者さんの状況なら絶対無理』

『旦那の実兄の子どもをウチで育てている。私とは血が繋がっていないけれど、別に普通に他の実子と同じだよ』

しかし「略奪した相手と元妻のあいだにできた子ども」に範囲を狭めてみると……「YES」と答えたママさんは残念ながら皆無。

『絶対無理。反抗期のわが子相手でも憤死しそうになるのに。これが本当の母親に嫌な感情ないならまだしも(死別後に知り合ったとかさ)、不倫からの略奪婚なら嫌な感情しかないしもっと無理。顔見るだけでムカつくかもしれない』

『不倫した相手の子どもと一緒になるのと、出会ったときにシングルファーザーの人の子どもと一緒になるのじゃ違うと思う。不倫する人は結局自分が1番可愛いんだから、愛情なんてかけられないと思う』

『ただ単に連れ子ならわかるけど、不倫相手の元嫁との子どもはまず無理でしょう』

離婚して独身になっている男の人と出会い、その人がすでに子持ちだったならまだしも、奥さんから略奪して手に入れた自分の居場所に結果的に子どももいるとなれば、その子の顔を見るたびに元奥さんの顔や自分がした罪を思い出すことになってしまいそうですよね。それを受け入れられるのかといえば……多くのママさんの答えは「NO」でした。
不倫相手の女性の心境を考察するママたち

しかし旦那さんが不倫相手と別れず親権を主張しているということは、相手の女性も親権を希望しているのかもしれません。彼女は一体どのような心境なのでしょうか? ママさんたちは考えられる限りの心境を想像し、コメントをくれました。

『血が繋がってない元妻の子どもとか面倒見る気なんてないでしょ。旦那さんが引き取りたいと言っているのに話合わせているだけじゃない。心の中では絶対いらない』

まずは「旦那さんに話を合わせているだけ」というもの。旦那さんのことを愛していて、一緒にいるために「子どもを引き取ろう!」と言っているのかもしれませんね。

『不倫女は理想しかないから、「自分ならもっとやれる」と思っているし。とにかく男を繋ぎとめたいが為に「私が育てる」って言っているんだと思う』

『無理だと思うけれど相手の女は独身子なしなら、親戚や友達の子どもを可愛がるくらいの気持ちなんじゃない? 子育ての本当の大変さなんて、育ててみないと分からないし。「私、子ども大好きだから大丈夫! 旦那くんの子どもだったら絶対可愛いし、家族ごっこ楽しい!」みたいな。そして旦那は自分が子育てをまともに出来る器ではない事実を、相手の女に悟られないように上手いこと言っているんだよ』

次に出たのは「子育ての大変さが分かっていないから」というもの。筆者も子どもを産む前は、子育てがこんなに大変なものだとは思いませんでした。四六時中一緒にいて責任もある、息抜きできるであろう趣味に費す時間もなければ、気軽に外へ出ることすらできない。部屋はすぐに散らかるし、眠る時間も起きる時間も子どもに合わせなければならない……なかなか覚悟が必要なことですよね? 言い方は悪いのかもしれませんが、不倫相手の女性は自分の理想だけで「現実がみえていない」のかもしれません。どんな理由があったにしても、「略奪した男性と元嫁とのあいだにできた子どもと自分で幸せに暮らす」というのは少し現実的でないように感じられます。
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後編では、旦那さんが親権を主張する背景としてこのようなものもあるのでは? という意見をご紹介します。旦那さんが今後も親権を争ったとして“勝ち目”はあるのでしょうか? 後編へ続きます。

後編へ続く。

文・物江窓香 編集・古川純奈 イラスト・Ponko

4年前