ダンの子育て日記 その12「パパ! 靴の中でパーができるよ」

面会交流報告書 – 第2回、第3回

X4年11月 調停期日 調停委員から親権・監護権についての質問

お互い監護権・親権を譲る気がないことから合意に至る可能性がない場合は、時期期日をもって調停不成立となる見込みが記された。

調停委員からは、裁判官との評議の結果親権・監護権は母親が取得しつつ、父親が子供の生育に関与し続けていくことが肝要ではないか、そのために親権・監護権を譲渡しても面会交流の具体的確保をしてはいかがかとの示唆され、次回までに検討をするように指示がありました。

また、母親から子どもの父兄に送ったメールについてのも母親側に苦言を呈し、子どもに対する被害者意識をあおるもので決してしてはならないと伝えました。「保護者に送れば読んだ家庭でメールの話になるでしょう。偏見からいじめに発展するかもしれません。母親は自分勝手な行動で子どものマイナスになる事をするのか私達(調停員)には理解できません。お父さんと子どもができるだけ会えるようにします」と約束してくれました。

X4年11月 第2回面会交流実施 弁護士監視下2間の面談。

第1回目と同じレストランにて面会交流。あっという間に2間が経ちました。

帰り際、弁護士さんが呼びに来るも、子どもは持てる力いっぱいに私を強く抱きしめて離れようとしません。弁護士さんから「すぐに会えるから、大丈夫だよ」と声をかけられても、なき声で聞こえず何回かの声掛けの後帰って行きました。凄く辛かったです。

X4年12月 調停期日 第2回(11月)面会交流の報告。調停委員から親権・監護権の確認

第3回面会交流の実施

 

第3回面会交流報告書 「パパ!靴の中でパーができるよ」

実施日時: X4年12月 9:0015:00 弁護士の付き添いなし

この日は池袋に行きました。ケンタッキーで朝食をすませ、前回の面会交流で行きたいと言ってたボーリングに行きました。ボーリング場に着き、子どもの靴を見ると、かなり使い込んでいてボロボロになっていました。「何足靴を持っているの?」と聞くと「この靴と長靴だけ。」と答えました。

ボーリングを2ゲームした後、靴を買いに行きました。店員さんに今履いている靴のサイズで靴をだしてもらいましたが、子どもの足の大きさに合わない様で、もう1つ上のサイズを出してもらいました。新しい靴がよっぽど嬉しかったのか、今まで履いていた靴を放り出して、新しい靴を履き何度もジャンプしながら笑顔で「パパ!靴の中でパーができるよ」と言った姿をみて、何とも言えない気持ちになりました。子どもの言葉を聞いていた店員さんから「靴の中で足の指が詰ると子供さんの成長にも影響します。もう少しマメに見てあげてください」と言われました。

 

子どもからのリクエストに買っておいたクリスマスプレゼント「妖怪ウォッチDX」を私の店に取りに行き、近所の公園で遊んでいると、保育園時代の友達も偶然公園に遊びに来て子どもと一緒に遊んでくれました。やはり、ずっと一緒にいた友達に会えると嬉しいのか表情が一気に緩んで子供の顔に戻りました。

あっという間に時間が過ぎてしまいましたが、子どもは友達に会えたことで、楽しい1日になったと思います。私も、久しぶりに子供らしい笑顔を見ることが出来て、充実した面会交流になりました。

 

今まで通院していた歯科医院から永久歯の確認と虫歯予防のハガキが来ていました。以前、母親に渡していますが、歯科医院にも行っていない様子です。子供のうちは気を付けてケアしてあげてほしいと思います。弱視の件も定期的にメガネの調整が必要です。2か月に1回の調整を勧められていますが、別居後1回も調整に行ってないことを知りました。現在使用しているメガネを作ったお店の系列店を探して行くように子どもには伝えました。もし、難しいようなら、そういった関係は私が全部担っても良いので、手遅れにならないうちにケアしてもらいたいです。

 

[当時の感想]  

靴のサイズの事はいたたまれなかったです。もう少し子どもの事を気にかけてもらいたかった。一緒に暮らしていた時はマジックテープ・紐靴・その他で6足ありました。数が増えた靴を整理するために子どもと一緒に用意した靴箱は、連れ去りの日、壊されていました。慌てて夜逃げしたとはいえ初めて子どもの作った物を壊してしまう。このようなことが子どもに何らかの影響が出ないか心配でした。(壊れた靴箱の写真を付け裁判所に提出)

婚姻費用は9月より14万円を母親に支払っているので、母親の給与と合わせれば40万以上になります。にも関わらず子どもの靴は余りにも悲しかった。ひとり親(片親親権)よりも両親が共に監護できる共同親権(共同養育)の環境作りが必要ではないかと思いました。

同居時は私の休みの日はいつも一緒にお出かけをして何不自由なく育ててきた子どもが「パパ!靴の中でパーができるよ」と言われたら辛くてたまりませんでした。にも関わらず、裁判官主文には連れ去った側を擁護するとしか思えない「母親側は私による連れ去りの危険を危惧する」とあります。精神的負担により円形脱毛症発症。もう会えないならいっそ死んだ方がいいのかと何度も思いました。

連れ去り勝ち、これでほんとに良いのでしょうか?

私が救われた調停委員の言葉「お子さんはお父さんと会うことで安心できると思います。守ってあげられるのもお父さんです。」を思い出し踏みとどまる事ができました。

今回面会交流の際、公園で保育園時代の同級生に会ったのは、同級生たちの父兄からの提案でした。「急に連れ去られてしまい子どもがかわいそうだ。母親にはうちの子と偶然、公園で会った事にして遊ばせてあげたい」と言ってもらえ一緒に遊ぶことができたのです。子供もとても楽しそうでした。感謝しています。

また、母親が保育園父兄(不特定多数)に送った私への誹謗中傷のメールの事に関しても気にしてくれました。「夫婦離婚はわかるけど一方的に書いている事が卑劣で度が過ぎている。多数の人に送って名誉毀損だ、母親は違うところで高みの見物だけどあなたはこの街で飲食店を経営しているから影響が出るよ。母親は精神的におかしんじゃないの、子どもは大丈夫なの?」と心配してくれました。(裁判所提出書類:年表時系列)

単独親権・連れ去りがもたらす悪影響。子どもを被害者にしないためにも共同親権(共同養育)を望みます

3年前