「共同親権が法制化されても、今お子さんと会えない方が、必ず面会交流できるようになるわけではない…

反対派がんばってるよね。直接言ってくればいいのに。討論会もちかけないの?

https://go2senkyo.com/seijika/168566/posts/200917

2021/1/24

皆さんこんばんは、新宿区議会議員のよだかれんです。
新宿は肌寒く、雨が降ったりやんだりの週末でした。

そんな中、DV被害当事者も含む弁護士・学者・支援団体代表の皆さんと、共同親権法制化を阻止するためのzoom会議で盛り上がりました。

共同親権法制化はDV被害者にとって悪夢と言われていて、加害者の支配から永続的に逃れることを出来なくさせる制度と言われています。

進学・治療等の重要事項を決める際には父母の合意が必要となるため、そのたびに争いや加害(精神的暴力も立派なDVです)の危険が発生し、特に、居所を伏せて暮らすことが出来なくなることは大いなる恐怖です。いつ加害親が訪ねて来るか分からない生活・・・想像するだけでも恐ろしいです。

推進派の方はDV家庭は除くというのですが、現状、客観的な証明が難しい精神的・経済的・性的DVや支配行動・面前DV(子供の前で配偶者に暴力をふるうこと)はDVとして認めて貰うことが難しかったり軽く評価されてしまい、家庭裁判所で面会交流を押し付けられているそうです。

「面会交流しなければ親権は相手方にします」と裁判官に脅されて、仕方なくDV加害親との面会交流を認めるしかなかったという生々しい体験談も寄せられています。

推進派の皆さんは、共同親権が法制化されれば面会交流を望むがままに出来るようになると考えているとおぼしきメッセージをたくさん送って下さるのですが、決してそんなことはないと思います。

しつこいようですが、現在日本では家裁において面会交流が原則実施されて(押し付けられて)おり、それでも面会交流が認められていないということは、相当強い事情が客観的に証明されているという事になります。

そうした方は、例え共同親権が法制化されたとしても、例外規定により共同親権も面会交流も認められないのではないでしょうか。

現在の単独親権制度のもとでも、良好な関係を築けていれば、面会交流を実施し・共同で監護を担うことは可能です。そのようにしている方はたくさんいらっしゃるわけです。

世の多くの皆さんは、国において共同親権法制化が検討されていることをご存じないと思いますが、是非関心を寄せて頂き、非常に大きな問題があるという認識を共有して貰えたら幸いです。

(ジュリアン 共同親権の問題点を分かりやすく伝えてくれる仏映画です。閲覧注意、本当に恐ろしいので心の準備をしてからご覧ください。)

また、DV被害者側で、加害者側に親権を奪われてお子さんと会わせて貰えないから共同親権推進運動をしているという方もいらっしゃいます。ですがそうした方も、共同親権が法制化されれば自動的にお子さんに会えるわけではありませんよね。

あってはならないことですが万が一共同親権が法制化されたとしても、遡及して法制化前に親権者が定められている人々にまで適用とはならない(なったら社会的な大混乱となるため)はずですから。

あり得るとしたら、共同親権を適用するための申立てを出来るようにするというケースですが、相手が面会を実施しないのは親権の問題ではないので、申立てが認められて共同親権になったとしても相手が面会させなければこれまでと変わらないのでではないでしょうか。

DV被害者の方がお子さんに会えるようにするためには、共同親権法制化を求めるのではなく、粘り強く面会交流の申立てや親権者の変更を求めることなどが必要なのではないでしょうか。

適切な弁護士などに相談して頂けたらと思います。
たくさんのご意見、励まし、お礼等々、ご連絡を皆さんありがとうございます(´∀`*)

近いうちに、共同親権の問題点を知って頂くための対談形式の動画配信なども予定しておりますので楽しみにしていて下さい。

4年前