ダンの子育て日記 その11「弁護士監視下の2時間の面談」

面会交流報告書と提出するまでの経緯

x4年 7月 私の仕事中に連れ去り

母親側には直接やり取りしないでくださいと代理人からの手紙
母親が残した置手紙 (レポート9)

7月 翌日、知り合いの弁護士に相談 幾つかの質問を受ける

父子、母子、三人の関係性、関わり方、育て方(母子手帳・連絡帳)など 連れ去られたら不利です。特に母親側が連れ去った場合父親に勝ち目はほぼありません「横網相撲です」と。子供と一緒にいた証明をできる限り用意してください。 (レポート5)

陳述書・子供と過ごした時系列・写真付きエピソード・参観・習い事の付き添い記録

同日、子どもの通っていた小学校に行き担任の先生に事情を説明する。「小学校に母親 側から転校の連絡はありません。」昨日の授業で夏休みになったら何をするかの絵日記をもらいました。文章は「なつやすみに、おばあちゃんにいってぼーとにのるのがたのしみ。」先生からは「楽しみにしてたんでしょうね。」と

7月 家事審判申立書提出(子どもの引渡し裁判申立事件) (レポート5)
8月 裁判所出廷 調停委員から聞き取りと私からの相談

上記のおばあちゃんの入院中の病院から余命3ヶ月としらされ、子どもにお見舞いに行ってもらいたいことをお願いする。

9月 おばあちゃん他界
9月 監護者指定の仮処分事件終了。

裁判官より「仮監護者が決まっていないと小学校での勉強ができない、子どもがかわいそうだ」と急かされて仮監護者指定事件を取下ることとなる。 (レポート8)

婚姻費用調停成立(レポート3)

9月 裁判所出廷 心が救われた調停委員の一言「非人道的」 (レポート6)

調停委員の計らいにより翌10月より面会交流開始

面会交流報告書提出するにあたって、弁護士の先生から「提出しても裁判官も母親も読んでくれませんよ」と念を押されました。直接母親と連絡が取れない状況において、報告書を書くしか連絡手段がなかったのです。
幼少の頃より2人で私の休みの週末は遊びに行き旅行も何度も行き、保育園の先生とも相談してきたこともあり、子どもの性格・好みは理解していました。その反面母親は子どもに余り興味がないことから心配でした。面会交流時に気付いたたことを報告書に書き読んでもらう事を望み、子供の成長の為になる事を託す手段はこれしかないと思ったのです。

実施日時:x4年10月 第1回面会交流

弁護士監視下の2時間の面談。
待ち合わせのデニーズに私が先に付き、テーブルで待機をしていました。 私の担当の弁護士が入口で、相手の弁護士、母親の姉、父から子どもを預かり、テーブルまで連れて来てくれました。
物々しい雰囲気と感じたのか、最初は遠慮しがちに話し、本音で話をしてくれている感じがしませんでした。 言葉を選んで話しているというか、繕っているというか、以前の様な話し方ではなかったです。

店に入り、テーブルを挟んで迎え合せに一旦座りましたが、子どもの甘えたいのだけど、甘えて良いのか迷っている様子を見て、自分の横に座らせました。横に座った子どもを抱きしめると、お互いに今まで抑えていた気持ちが一気に溢れ出し、2人で涙を流してしまいました。

少しして、落ち着いてから「何が食べたい?」と聞いても、メニューを選ばず、突然学校の友達の名前を口にしました。
食事よりも、新しい学校の話がしたいのかな?と思ったので、学校での様子を質問しました。

「友達とは何をしているの?」「休み時間はどうしているの?」「仲の良い友達はいるの?」色々な質問をしても、それに答えることはしませんでした。

少し間が空き「前のお友達と遊びたい」と言い出す。
出来るだけ、その希望を叶えたいと思いつつも、今日は無理なので、再度「何が食べたい?」と聞くと、「朝ごはんを食べて来たからケーキを食べる」とやっと答えてくれました。

結局、食べたいケーキが2つあり、決めかねていたので2つ注文して二人で分けました。
ケーキを食べながら色々話していると、「パパには悪いお友達がいて、僕の事を誘拐しようとしている。学校の名前は絶対に言ってはいけない」と口止めされていたことがわかりました。それに「パパは悪い人なんだよとママとママのお姉ちゃんが言っていた。」と話してくれました。その言葉に耳を疑いました。本当にそういった事を母親に言われたかは確かめようがありませんが、子どもが思い付きで言える内容ではなく、残念としか言いようがありませんでした。

子どもはケーキを注文しましたが、私はステーキランチを注文しました。
母親が肉アレルギーであるため、普段の生活で肉を食べる機会が少ないだろうから、もしかしたら食べるかな?との思いでした。最初はお腹が一杯だからと言って口を付けませんでしたが、最終的には大人の分量のステーキを半分食べ終えました。コーラを飲みながらの食事だったので、かなりお腹も膨れたはずなのに、半分も食べてしまうのはよっぽど肉を欲していたからではないのかと感じました。

母親が肉料理を出来ないのは理解していますが、成長にも必要ですし、偏食を防ぐにも、肉を食べる機会があるときは、積極的に勧めて食べさせてほしいと思いました。

子どもから亡くなったお祖母ちゃんの事を聞かれるかと思いましたが、その話は出ませんでした。 祖母の死を聞かされていないのだと思いました。
大好きな祖母の死を、この段階で知らせるのは酷だと思いこの日はしませんでしたが、出来れば伝えておいてほしかったです。人との出会いや別れは成長をする過程で必要な人生経験です。どんなに酷な話でも、しっかり言い聞かせてやるのが親の務めだと思いますので折を見て私から話をしたいと思います。

私には、この日の面会で後悔していることが1つあります。
それは、子どもに「小学校にあがったら、パパが引き取るよ。」と言ってしまった事です。

以前より子どもには将来的に田舎に行って暮らすという話をしていました。 私がこの段階でこの話をしてしまった事で、「将来的にパパと田舎に行くのに、どうして今はママと2人なのか。」「どうして、パパは一緒に暮らしていないのか。」と余計な疑問を抱かせてしまったと子どもの表情をみて感じました。
幼いながらも一生懸命に今の環境を理解しようとしている子どもを見ていて、私自身の溢れる気持ちを抑えながら寄り添って行きたいと改めて感じた面談でした。

4年前