日本における子の連れ去りに関する欧州議会決議 茂木外務大臣会見記録 (令和2年7月17日(金曜日)11時51分 於:本省会見室)

https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/kaiken/kaiken4_000984.html#topic3

日本における子の連れ去りに関する欧州議会決議

【選挙ドットコム 牧野記者】先週可決されました、日本における子どもの連れ去りに関するEU議会決議について、前回、前々回とお答えいただいた内容を踏まえましてお伺いさせていただきます。
決議では、ハーグ条約の対象となる事案だけでなく、日本国内のEU出身者と日本人との国際結婚間での子どもの連れ去り、面会の拒否についても、それが国連の児童の権利条約(CRC)に反すると問題視しています。
このCRCの違反について日本側で対応がされない場合、日本・EU戦略的パートナーシップ協定(SPA)の見直しも検討するという、決議の中で呼びかけています。これにつきまして、日本はCRCを遵守しているとお考えでしょうか。また今回のEU決議への対応次第では、SPA協定の影響も懸念されていますが、外交問題としてどのように対処されるご予定かお聞かせください。

【茂木外務大臣】ハーグ条約の対象とならない日本国内の事案につきまして、児童権利条約、誠実に遵守している、そのように考えております。詳細につきまして、この状況についてお聞きになられたいということでしたら、所管します法務省の方にお聞きいただければと、こんなふうに思うところであります。所管は法務省ですから。
いずれにしても、日本としてハーグ条約、適切に履行しておりますし、また児童の権利条約についても誠実に遵守していると、このように考えております。

4年前