慰謝料が安すぎて… 離婚協議中なのに「元サヤに戻った女性」の本音3選

離婚の話し合いを進めていても、ひょんなことから“元サヤ”に戻る夫婦も少なくありません。複雑怪奇な人間模様分析を得意とする並木まきが、そんな事態を迎えた妻の意外な本音をご紹介します。

文・並木まき

1:慰謝料が想像より低額すぎて…

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出典 ananweb 編集部

「夫の浮気が激しく、3度目の浮気が判明したときに『もう無理だ』と思って、離婚を決意。子どもはいないので、夫婦で話し合うだけで離婚ができると思っていました。

でも、弁護士を入れて話し合いを進めているうちに、意外と慰謝料が取れないとわかって戸惑いました。

私はてっきり、こっちに非がなければ数百万円はもらえると思っていたのですが、夫は年収が低いうえに、浮気のレベルもそこまで悪質なものじゃなかったから、そんなにもらえないだろうと……。

『それなら、別れないで生活費を払わせていたほうがお得じゃないか』と思い、とりあえず復縁。愛情は冷めていますが、生活のためには仕方ないです」(37歳女性/パート)

芸能人や有名人の不倫による離婚では、多額の慰謝料が報道されることもありますが、一般的な慰謝料の額は、それよりもずっと低額。想定よりも低い額に呆然とし、離婚を諦める妻もいるようです。

2:ペットと離れたくない!

「いさかいが絶えない夫との生活に疲れ果て、離婚したいと思っていたのですが、いざ話し合いが始まってからはペットの所有権ですったもんだの争いに……。

子どもはいないのですが、犬を2匹飼っていました。その犬たちを、夫は『お互いに1匹ずつ引き取ろう』と主張してきたのです。でも、私はどうしても2匹両方を手放したくなくて……。

話し合いを続けても、夫も一向に譲らないので、犬と離れるくらいなら夫の方を我慢しようと決意。

夫との生活は苦痛ですが、犬と離れるよりはマシと思い、今も我慢して結婚生活を続けています」(40歳女性/自営業)

法律上は「所有権」の話になりますが、ペットも立派な家族の一員。人間関係を我慢しても、愛するペットとの生活を優先させたいという人もいるようです。まさに、“子はかすがい”ならぬ“ペットはかすがい”ということですね。

3:意外と責任感があるのを知り…

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出典 ananweb 編集部

「セックスレス、借金、モラハラと、とにかくひどかった夫と離婚を決意。私は実家に戻って、離婚の話し合いを始めました。けれど、話し合いを進めている最中、意外と男らしい夫の主張を聞いているうちに、なんだかキュンとしてしまって……。

私たちには子どもがいるのですが、子どもへの責任感も私の想像以上にあり、急に別れるのが惜しくなってしまいました。結局、恥を忍んで私から復縁を申し出ました。

夫は面食らっていましたが、“子どものために”と納得してくれ、今はまた家族で暮らしています」(33歳女性/美容関係)

離婚の危機を迎えて初めて、夫のいいところを知るという皮肉な展開も……!? 縁があって一緒になった仲なので、別れずに済むならそれに越したことはないですよね。

以上、離婚協議中に元サヤに戻った女性の本音をご紹介しました。

どんな夫婦でも、連れ添っている間に離婚の危機が訪れると言われています。結婚すれば今回ご紹介したような事態に遭遇するかもしれませんが、納得できる形に着地できるといいですね。

©Witthaya Prasongsin/gettyimages
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4年前