現在妊娠中のタレント、小倉優子が離婚危機を迎えていると報じられているが、気がかりなのは、本人の体調はもちろん、おなかの赤ちゃんや幼い子供たちの今後だ。
海外でも、幼い子供がいながら別れる有名人カップルは少なくないが、別れた後も子どもの親として良い関係を維持するセレブもいる。モデルのイリーナ・シェイクは、シングルマザーとして娘を必死に育てる一方、昨年破局した俳優ブラッドリー・クーパーと協力しあって子育てしているという。
ハリウッドきっての美男美女カップルといわれながらも、別離の道を選んだブラッドリとイリーナ。しかし、2歳の娘レアちゃんのために、いまでも良好な関係を保っているという。そんな2人は現在、小さな娘を協力して育てていくため、「コペアレンティング」の方法を模索中だそうだ。
ある関係者はE!ニュースにこう話している。
「2人はシングルペアレントでいながらも、どうやって娘を一緒に育てて行けるか模索していますよ。2人とも仕事があり飛び回っていますから、スケジュールを調整しているようです。交代でレアの面倒を見るための良いシステムが、出来上がっているみたいですよ。できるだけ家族として一緒に過ごすようにしていますしね。2人はよく連絡を取り合っていますし、良い友人同士でもあります。
両者とも娘をとても愛していますし、娘のためには一体となります。とてもうまく行っているようですし、全てがとてもポジティブですよ。まだ転換期であり、今後どのようにやって行くか試行錯誤していますが、2人とも良い状態にありますよ」
破局後、共同親権に合意した2人。ともにニューヨークに住むことに同意し、子育てを分担することで円満にまとまったといわれている。
実際、レアちゃんを連れて街を歩くブラッドリーの姿が目撃されることも多い。また、今月には、イリーナとブラッドリー、レアちゃんが一緒にランチに行ったと伝えられている。
破局前から、不仲説がささやかれていた2人。映画で共演したレディー・ガガとブラッドリーとの間に恋の噂が浮上し、一時は「略奪愛」などと取りざたされたこともあった。
結局は別れに至ってしまったわけだが、様々な噂が渦巻くなかでも、2人の口から多くが語られることはなかった。しかし、これまでブラッドリーとの関係について語らなかったイリーナが、今年に入り雑誌『British Vogue』で心境を明かした。
「シングルマザー、そして働く女性であり一家の大黒柱というそのバランスを見つけるのが大変。朝起きて『どうしよう。何から手をつけていいかわからない。崩れてしまいそう』って思う時だってあるのよ。
全ての良い人間関係において、人は最高と最悪の両面を見せることになると思うの。それが人間っていうものよね。素晴らしい2人の人間が、良いカップルになるとは限らない。私達は、お互いが持ち合わせたものを経験できて、とても幸運だったと思う。B(ブラッドリー)のいない人生は、新たな境地ね」
シングルマザーとして仕事と家庭の両立に苦労していると明かしたイリーナだが、ブラッドリーのことを親しみを込めて「B」と呼ぶなど、子供の親として2人の絆が健在であることを印象づけた。
ちなみに両親が協力して子育てを行う「コペアレンティング」という考え方は、ブラッドリーやイリーナのように、別れた男女だけに限られた話だけではない。「産後うつ病のリスクが少ない」「こどもの自己肯定感が強くなる」などの効果が期待できるというコペアレンティングは、日本でも夫婦関係や子育てスタイルを変えるうえで、キーワードの1つになっているそうだ。江崎グリコが東北大学と産学連携し、夫婦協力して子育てを行うための「Co育てPROJECT」を推進するといった動きもでている。
夫婦であれ、元カップルであれ、親として子供たちを守るという責務を果たすことが求められている。
<文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>