2005年から2013年まで人気女優デミ・ムーア(57)と結婚していたものの離婚し、その後、美人女優のミラ・クニスと再婚したアシュトン・カッチャー(41)。今では2人の子供にも恵まれ、幸せな家庭を築いている。
しかし昨年には、元妻デミに「結婚中の浮気」を暴露されてしまったアシュトン。そうしたなか、「デミの子供たちを愛している」と番組で語り、話題となっている。
現在ではデミと一緒に過ごすことはないが、デミの3人の娘とは、連絡を取り続けるよう努力していると明かしたアシュトン。このたび出演したマーク・マロンのポッドキャスト番組『WTF』で次のように語った。
「8年間も一緒だったからね。末っ子のタルーラはその時8歳か9歳だった。僕とデミが最初に付き合い始めた時、長女のルーマーは12歳か13歳。離婚する頃にはタルーラは高校を卒業する時だったかな」
「3人が思春期だった時に、僕はティーンエージャーの女の子達を育てるのを手伝ったんだ。3人とも大好きだよ。これからも3人への愛情は変わらないし、尊敬している。それに3人が目指しているものが何であれ成功するよう応援し続けるよ」
3人は、デミと元夫のブルース・ウィリスの間に生まれた娘。そのため、アシュトンは3人に対し、自分に連絡を取るよう強要はしていないという。
「努力はすると思うけど、でも僕は彼女たちの父親ではないからね。3人の父親になろうとしたことは一度もないよ。僕はいつもブルースを尊敬しているし、素晴らしい人だと思う。だから3人が僕と関わりたくないって言うなら、強要はしないよ。でもみんな僕に連絡してくれるし、それって素晴らしいことだと思う」
デミの3人の娘たちとの関係性を大切にしてきたアシュトンだが、一方で娘たちは複雑な心境を抱えていたようだ。
ルーマーは最近、当時はアシュトンに怒りを覚えていたと明かしていた。
「当時はいろいろあった。特にアシュトンとはね。自分のものだったのが取られてしまったような気がして、怒りを覚えていたわ」
「母はアシュトンとの子供を欲しがっていて、結局は実現しなかったけど、その時母の気持ちはそちらへ向けられていたの。だから私は『私達じゃ満足できないのね』って思ったものよ」
末っ子のタルーラも、「当時、自分が忘れられたと感じた」と以前明かしていた。
また、アシュトンとの関係性に悩み、精神的に不安定になる母親を見て、タルーラや次女のスカウトも、酒や薬などの問題を抱えるようになった時期もあったようだ。
その一方で、娘たちは、そういう状況のなかで支えてくれたアシュトンと次第に絆を深めていった。だが、デミはそんな娘たちに憤慨し、距離を置いたともいわれている。
今では、様々な問題を克服し、一時のわだかまりも解消されたというデミと娘たち。血縁のない親子関係が生じた家庭は問題を抱えやすいといわれるが、アシュトンのように「父親にはなろうとしないが、愛情は持つ」というのは、けっこう適切な対応なのかもしれない。
<文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>
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