今年は、これまでは素行が悪すぎてかオスカーに手が届かなかったホアキン・フェニックスや、オスカー女優でありながら映画界から消えていたレニー・ゼルウィガー、そしてこれまでオスカー受賞に至らなかったブラッド・ピットが各映画賞を席巻。ついにブラッドがオスカーに王手をかけたと言われているのが、先日行われた英国アカデミー賞での助演男優賞受賞という快挙だった。
【写真を見る】長男と会うため英国アカデミー賞を欠席したブラピ、栄誉より家族を選んだ決断に同情の声
そんな大事な授賞式をドタキャンしたことが話題になっているが、ドタキャンの理由が「家族への義務」。どうやらアンジェリーナ・ジョリーとの離婚の引き金になったと言われている長男で、疎遠になっているマドックスと再会するためだったのではないか、という噂がまことしやかに流れているのだ。
アカデミー賞とは違い、別の意味で品位と格式を重んじる英国アカデミー賞で、実在した英国人を演じたのではなく、クエンティン・タランティーノ監督作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(19)のクリフ役を演じたブラッドが、一世一代の受賞のチャンスかもしれない授賞式を欠席するというのは余程のこと。なぜいまなのかと疑問を感じるのは不思議なことではないだろう。
関係者の話では「マドックスがブラッドに話し合いのチャンスをくれたため、彼は全ての予定をキャンセルしてそちらを優先した」というのだが、「昨年秋に韓国の延世大学に入学したマドックスが、この時期になぜ?」「こんな大事な時期に足を引っ張るなんて、キャリアへの嫉妬?」「アンジェリーナはアカデミー賞を受賞しているけれど、英国アカデミー賞は受賞していないから嫌がらせとしか思えない」「アンジェリーナはどこまで意地悪なの?」といった、怒りとブラッドへの同情の声が寄せられている。
『17歳のカルテ』(99)でアカデミー賞助演女優賞を受賞したアンジェリーナだが、女優としては『チェンジリング』(08)以来オスカーにノミネートもされておらず、英国アカデミー賞ノミネートは『チェンジリング』のみ。さらに2014年には有名プロデューサーが、アンジェリーナのことを「才能のないただのわがまま」と書いたメールが流失し、その実力を問われることになった。
嫉妬かどうかは不明だが、振り返ってみるとブラッドがゴールデン・グローブ賞を受賞した日も、アンジェリーナは子どもたちを連れてショッピング。映画の内容のこともありアンジェリーナへの擁護の声もあったが、父親の快挙をまるで無視した行為と一部で報じられていた。(Movie Walker・NY在住/JUNKO)