離婚後に親権を失った親らでつくる「共同親権運動・国家賠償請求訴訟を進める会」は14日、離婚後に父母両方が親権を持つ「共同親権」をテーマにした集会を諏訪市の「駅前交流テラスすわっチャオ」で開く。民法の規定で、父母の一方しか親権を持てない現在の「単独親権」の課題を考える。
8日、会発起人の宗像充さん(44)=下伊那郡大鹿村=と、国家賠償請求訴訟に原告として参加予定の小畑ちさほさん(57)=諏訪市=が市役所で記者会見し、内容を説明した。同会は、単独親権は憲法に違反し、共同親権制度の立法を国会も怠っているとして11月、東京地裁に提訴する予定で準備を進めている。
宗像さんらによると、国内では離婚後、親権を持つ側の意向で面会も制限されるが、世界的には共同親権を認める国も多い。当日は、訴訟代理人を務める古賀礼子弁護士=東京=が、単独親権の課題について説明。「共同親権の制度を知り、議論を深めてもらいたい」とする宗像さんと小畑さんは、当事者としての思いなどを語る。
午後2時から。参加費500円。問い合わせは宗像さん(電話0265・39・2116)へ。
(10月9日)
カテゴリー: 1,報道