人気歌手の父親が、孫と口論になり暴力。接近禁止を言い渡される

 かつて心身ともにボロボロの状態だった娘ブリトニー・スピアーズを献身的にサポートし、立ち直らせたといわれていたジェイミー・スピアーズ。だが最近では、娘のブリトニーを精神療養施設に強制入院させたなどとして、批判の声もあがっている。

そんな中、またしてもジェイミーがトラブルを起こしたようだ。今度はブリトニーの息子、つまり孫への接近禁止令が発令されたという。

2007年に破局したブリトニーと元夫のケヴィン・フェダーラインの間に生まれた息子ショーン(13)とジェイデン(12)。このうちの1人、ショーンに対し、祖父であるジェイミーが暴力をふるったとされている。

関係者が芸能メディア「TMZ.com」に語ったところによると、ジェイミーは孫のショーンが閉じこもった部屋のドアを壊し、口論の末、つかみかかったという。

8月24日(土)に起こったこの事件で、ショーンにけがなどはなかったそうだが、事態を重く見たケヴィンが通報。さらに、弁護士と共に裁判所を訪れ、ジェイミーに2度と息子らに近づかないでほしいという意向を示したことから、一時的ではあるが接近禁止令が発令されたという。

ケヴィンの弁護士マーク・ヴィンセント・カプラン氏はPEOPLE.comに対し、「ブリトニーは真っ当なことをしました、子供たちを家から連れ出しましたから」と話している。事件当時、子どもたちをジェイミーから引き離して安全な場所に連れていったというブリトニーは、この事件にショックを受けているという。

一方、警察側はすでに目撃者らに確認も取り、事件の証拠を地方検事に提出したところで、これからジェイミーに対し実刑判決の有無が決定されることとなる。

ブリトニーは子供たちと自由に会えなくなる?!

 離婚後、息子たちの共同親権を取得していたブリトニーとケヴィン。だが、ここにきてケヴィンの養育権が70%、ブリトニーの養育権が30%になったことが明らかになった。

実はここ1年間、この割合でうまくいくか試験的に試していたという2人、今回この取り決めを正式に書面で交わしたという。ちなみに、この書面は、ケヴィンがジェイミーを警察当局に通報した3日後に交わされたとTMZは伝えている。

養育権が変更された理由は明らかになっていないが、入院治療が必要でいまだ完全復活したとはいえないブリトニーの状況が関係しているともいわれている。

これまでそれぞれ50%の養育権を持っていたときは、息子たちと多くの時間を過ごせたブリトニ―だが、今後は子供たちと過ごす時間は限られてくるだろう。

また、今後ブリトニーが子供たちと会うときは、ケヴィンが認める監視役の成人を必ず同席させる必要があるとも伝えられている。今回のジェイミーの一件で、ブリトニーが子供たちと時間を過ごすことがより難しくなるかもしれないが……。

祖父であるジェイミーに接近禁止令が発令されたり、母親であるブリトニーが子供たちと自由に会えなくなったり、今回の措置は厳しいと感じられるかもしれない。しかし、児童虐待に厳しく対処することで知られるアメリカでは、小さい子に留守番をさせた親が逮捕されることもあるそうだ。

何よりも大切なのは子供の身の安全を守ること。

「虐待に気がつかなかった」「人員不足で手が回らない」「親に脅されて恐怖だった」などと言って、しっかり対応すべき組織や人が対応せずに、子供の身の安全が脅かされる。そんなこと決してあってはならないのだ。

<文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>

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