日本と違い、離婚した夫婦が子どもの「共同親権」を持つことが可能となっている欧米諸国。そのためハリウッドセレブの間では、離婚後も子どもたちのことを考えて、共同で子育てをすることが主流となっている。 元夫婦のセレブをの体験談を参考に、いがみ合わずに離婚後も家族の形を保つ方法や、どのように子育てをしているのかその秘訣を探ります。
目撃情報によりブラピの児童虐待が捜査され、その数日後にアンジーが6人の子どもの単独親権を求めたことで注目を集めた二人の離婚劇。子どもたちの中には父親であるブラピと会うことを拒否している子もいると報道されていたけれど、約2年が経過した頃にようやく大まかな親権問題は解決したと伝えられた。
本人たちは具体的な内容を明かしていないけれど、とある関係者の話によれば、二人は共同親権を獲得していて、共同で子育てを行う両親のためのアプリを使いスケジュール管理などを行っているとか。ちなみに、アンジェリーナ・ジョリーとブラッド・ピットの離婚はまだ成立していないけれど、「分岐手続き」というものにより、2人は正式に独身となっている。
最近では、クロエ・カーダシアンがパートナーだったトリスタン・トンプソンと破局し、子育てを協力していることが話題になっているけれど、姉コートニー・カーダシアンは数年前から元パートナーのスコットと破局後も仲良く3人の子育てをしている。
スコットは「夫婦としての関係が続いていたとしても、今と同じように子育てをしているだろうね。僕たちが別れたことで、その代償として子どもたちが辛い思いをするべきではないから」と話しており、コートニーは「子どもが迷わないように、そして子どもがモノに釣られてどちらかの親との時間を優先したがらないように、お互いに同じルールのもとで育てるのが大切」と、その秘訣を明かしたことも。また、コートニーもスコットも、子どもに会いたい時にはいつでも会えるというシステムになっているんだそう。
2年前に離婚を発表した女優アンナと俳優クリスは、共同親権をもち、ジャックが小学校を卒業するまでは8キロ圏内に住むことを決めているそう。昨年にはアンナと新しい恋人、クリス、そしてクリスと後に再婚した恋人を交えて、6歳の息子ジャックとハロウィンをお祝いしたことも。
また「息子が幸せなのはもちろん、私たちも幸せで、お互いの人生を応援できるような人生を歩みたい。一緒にクリスマスを過ごしたり、お互いの家族と旅行ができるようになりたいの」と話しているアンナ。クリスが婚約した際には、「二人のことを想うと、とても幸せです!」とコメントし、元夫の未来を応援していた。
2000年に正式に離婚し、その後3人の子どもを一緒に育てたデミとブルース。当時は離婚後に協力して子育てをすることが珍しかったそうで、セレブ界の共同親権のパイオニア的存在とも言われている。
10歳の時に両親の離婚を経験した娘のルーマーは、「あの頃、努力をしてくれた両親に感謝してる」と後に振り返ったことも。また2015年にルーマーがダンスコンペ番組に出演した際には、ブルースとデミ、そして姉妹たちが集結して応援に駆け付けていたことからも、家族の仲の良さが伺える。また、ブルースが再婚をした際の結婚式にも、デミや娘たちが出席。
ドリューと俳優でアートコンサルタントとしても活躍するウィルは、共同の離婚声明で「世界で一番大切なのは子どもたちで、娘たちの最善を考えて生きていく」ことを発表。
離婚当初は、ウィルと共にニューヨークで暮らす子供たちにドリューが会いに行っていたものの、昨年からドリューがウィルの自宅近所に引っ越したことで、より一緒に子育てがしやすくなったよう。二人は誕生日などのお祝いごとだけでなく、学校の行事や旅行なども家族全員で行うほか、ドリューのSNSにはウィルの親戚が登場することも。
またドリューは最近にも、 「いまだにウィルと私は、これほどまでに素晴らしい家族を作り上げられたことに驚くことがあります。もちろん簡単なことではないですが、一緒に最高の子育てをしようと努力しています」とコメントしたばかり。
8歳になったフリン君を共同親権で育てているミランダ・カーとオーランド・ブルーム。離婚してすぐに親子3人で過ごしている姿が度々目撃され話題になっていた。ほろ苦い過去もあったという二人だけれど、努力の甲斐があって、現在はお互いにネガティブな感情はなく、仲の良い兄妹のような関係だと話している。また、息子と話したいときには躊躇せずに電話をかけれるような関係を保っているそう。
二人が設けているルールは、新たな恋人とは交際6カ月を超えるまでは子どもに会わせないということ。最近では、バレンタインにオーランド・ブルームが婚約したケイティ・ペリーも交えてお出かけしている姿もキャッチされている。