連れ去りの母親を書類送検 虐待の実子、児童養護施設からオランダに

児童相談所は拉致して、2年間は子どもを返さない中で生じた高飛び事件の顛末です。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181208-00000006-nagasaki-l42

12/8(土) 11:00配信

長崎新聞

 長崎県警は7日、大村市で2008年、児童養護施設に入所していた女児=当時(8)=を国外に連れ去ったとして、国際指名手配していたオランダ在住で職業不詳の母親(42)を国外移送目的略取容疑で書類送検したと発表した。
送検容疑は08年10月24日午後3時50分ごろ、同市原口町の路上で実子である女児を車で連れ去り、オランダへ出国した疑い。女児は当時、母親の虐待が原因で児童相談所の申し立てによる裁判所の命令に基づき施設入所していた。
母子は現在もオランダで生活している。県警は、現在18歳の娘が一時帰国した際に事情聴取。娘が母親の処罰を望んでいないことなどを総合的に判断し、母親を書類送致し捜査を終結した。
事件後、共犯として母親の実父ら3人が逮捕・起訴され、いずれも有罪判決が確定している。
当時、日本政府は、国境を越えて連れ去られた子どもの取り扱いを定めた「ハーグ条約」に未加盟(2014年4月加盟)。オランダとの間に身柄引き渡し条約もなく、母親の帰国を待つしかない状態の捜査が続いていた。

5年前