11月3日、目黒区の男女平等・共同参画センターで、第12回の男性会議が開かれました。
日本の男性の権利運動の草分けのフォーラムですが、当事者よりもフェミニストの提灯持ちを選んだ根性なしの学者たちが来なくなったので、当事者運動として粘り強く続いている集会です。今回は、宗像が呼ばれたので、長野から東京に駆けつけました。
今回のテーマは、「結婚ってなんだ? 離婚てなんだ?」パネラーとともに、それぞれが持つ結婚制度への見方を意見交換しました。
それぞれ体験は違っていても、共通していたのは、結婚という制度自体は相当に制度疲労を起こしているし、そのうち破たんするのは見え見えだけれど、制度をどのように使うかは当事者の選択、ということ。制度による支えがなくても、幸せになれる人はいるということ。子どもに会えなくても幸せになれる人はいるのです。
一方で、宗像からは立法活動についての意義について話しました。法律が変われば自分の事例が解決するというわけでもない。それでも立法活動を継続しているのは、法律が人々の意識を規定している部分は大きいから。法改正を訴えることで、人々の無意識を意識化させることができる。といったお話をしました。
通常、子どもに会えないことや、DV、モラハラの加害者といったことは、社会的に見ればマイナスのレッテルを貼られかねません。別居親の運動の中でも、自分はDVやモラハラとは無縁の「問題のない」別居親と、別居親同士で差別している構図は昔からあります。しかし、そうやって人を差別して求める社会変革に力があるのか。あるわけがない、というのが、いさぎよいパネラーたちと話してあらためて感じたところです。楽しい一日でした。(宗像)
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